夢見通りの人々 (新潮文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #183977 / 本
- 発売日: 1989-04
- 版型: 文庫
- 284 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
その名前とはうらはらに、夢見通りの住人たちは、ひと癖もふた癖もある。ホモと噂されているカメラ屋の若い主人。美男のバーテンしか雇わないスナックのママ。性欲を持て余している肉屋の兄弟…。そんな彼らに詩人志望の春太と彼が思いを寄せる美容師の光子を配し、めいめいの秘められた情熱と、彼らがふと垣間見せる愛と孤独の表情を描いて忘れがたい印象を残すオムニバス長編。
カスタマーレビュー
どんな人もその人のストーリーを持っていて、それが他の人のストーリーと様々に交じり合っ
大阪のどこかに本当にこんな街があり、この本に出てくる人々がいたのではないかと思うくらい、この商店街の人々の生き様と各人の心の動きが鮮やかに描き出されています。特に、世間では教養がないと思われている人々が、時折直感(直観)的に真理を見抜き、それが日常の生活を懸命に生きるなかで培われたものであるということ、優しい人がしばしば寂しい人であることが、ストーリーの中で気づかされ、胸にしみます。この商店街の小さな世界は、総体としては人間の汚い部分をかき集めたようなどろどろです。しかしそれを構成している一人一人に光をあてたとき、皆それぞれにストーリーがあり、それぞれに悩み、苦しみ、他の人々の思わぬ暖かさに触れてちょっとうれしくなったりしているのです。そうした姿に読む側も人間のもっとも人間くさい心を見出だし、どれもハッピーエンドとは言いがたいにもかかわらず、何だか心がホッとするのです。
あたたかい切なさと、ほこほこする日常と
どこにでもありそうな商店街を舞台にした小説。しかし、その日常には私たちの生活と同じようなドラマが生まれ、消えていく。宮本輝氏は、そんな日常を美しい日本語をもって綴っている。いつもの日常に、新しい視点を生み出してくれる可能性のある小説である。
一番好き
大好きな宮本輝作品のなかで一番好きです。
『錦繍』などを挙げるひとのほうが多いでしょうが
一話ごとに完結していながらトータルでもつながっていて
それぞれの話に宮本輝的視線がちりばめられています。
旅行にもっていくのに最適です。





