信長街道 (新潮文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #145975 / 本
- 発売日: 2006-09
- 版型: 文庫
- 242 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
希代の革命児は、如何なる天下を望んでいたのか。歴史小説家が、新しい信長像を追い求めて、生誕の地・那古野城から終焉の地・本能寺まで、その生涯を実地踏査した取材紀行。新史料の発掘など、歴史専門家たちの最新の研究成果を睨みながら、一方で史料では分からない歴史の生の声を足跡・戦跡に拾い歩く。信長とその時代の捉え方が一変する一冊。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
安部 龍太郎
1955(昭和30)年、福岡県生れ。久留米高専卒。図書館勤務等を経て小説家に。’90(平成2)年、日本全史を網羅した短編集『血の日本史』でデビュー。同書並びに’94年発表の『彷徨える帝』は山本周五郎賞候補となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
信長の半生を追った紀行文
織田信長が生まれてから本能寺で倒れるまで、彼が辿った場所を訪れながら不世出な天才を描いていきます。
織田信秀の居城があった勝幡、織田家の経済を支えた津島、斎藤道三との会見の場となった正徳寺、今川義元を討ち取った桶狭間の古戦場、天下布武の足がかりとなった岐阜城、幻の城とも言われる安土城跡などを巡りながら、信長の行動について論じていきます。
小説とは違い、ある面では紀行文であり、またある面ではエッセイであり、そんな中で筆者の信長論が展開されます。
なぜ信長は天下を握るところまで飛躍できたのか、農民兵ではなく専門の戦闘部隊を組織したことで一年中戦い続けることができた、それを支えたのが津島を中心とした商業圏から得られる金銭収入である。
こういった話は過去もされてきましたが、筆者はこれに加えて、斬新な土木や造船技術、あるいは国内で生産されない硝石を入手できる南蛮貿易などについて、イエズス会やその背後にいるイスパニアと手を結んだ結果によるもではないかと推測しています。
その見返りとして天下統一の暁には、イスパニアの先兵として明に攻め込むことを約束させられており、統一が進むにつれて独自の動きをし始めた信長に対し、危機感を募らせていた近衛前久ら公家衆とキリシタン武将らが手を握って本能寺の変を起こしたのではないか、としています。
なかなか面白い論で、一見の価値はあると思います。





