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信長燃ゆ〈下〉 (新潮文庫)

信長燃ゆ〈下〉 (新潮文庫)
By 安部 龍太郎

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  • 発売日: 2004-09
  • 版型: 文庫
  • 555 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
「王権守護」―甲斐武田家を滅ぼし、さらに勢力を増した信長は、いつしか朝廷の禁忌に触れつつあった。ついに信長への離反を決意する前関白・近衛前久。朝廷に身を置きながら、信長と深く結びついてしまった東宮夫人・晴子。信長というあまりにも大きい存在に畏怖と動揺を隠せない明智光秀、羽柴秀吉。周到な陰謀が、天下人を追いつめはじめ、すべての意志が本能寺へ結集する。


カスタマーレビュー

時代小説の中で斬新な切り口です5
普通の小説、特に時代小説と言えば、読んでいるうちに主人公が読者自身と重なって、読者が主人公となっているような錯覚を起こしてしまうことがあると思いますが、この本は、たぶん主人公となる人物が読み進むうちにいろいろと取り変わっていくようです。主要な登場人物のすべてがこの小説の主人公でしょう。
このトリックは、この本を書き上げているという江戸時代の公家出身の人物が登場させることにより、著者は第三者的な立場を取っているためです。
時代小説は、合戦での武勇伝が多く、読み続けている読者がエキサイトしてヒーローになった気分を味わえることが面白いところですが、この本は、朝廷(公家)との謀略、ラブロマンスをまじえた小説に仕上げています。
大河ドラマ的なところがあり、男性も女性も読める時代小説だと思います。
上巻、下巻のページ数を合わせると800ページは軽く超える大作で、じっくりと読まれてはよいかと思います。