暗愚なる覇者〈上巻〉―小説・巨大生保 (新潮文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #22016 / 本
- 発売日: 2009-03-28
- 版型: 文庫
- 494 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
組織は頭から腐る―。磐石を誇る財務基盤に驕った業界最大手・大日生命の経営陣が暴走を始めた。吉原周平は、将来を嘱望される「一選抜」の中堅社員としてニューヨーク事務所に配属された。だが、命じられたのは、社長が海外出張に伴った「特別秘書」の世話。公私を混同し、恣意的人事と恐怖政治に耽るトップ。会社中枢の実態を知るにつれ、吉原の憂いは深くなる。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高杉 良
1939(昭和14)年、東京生れ。化学専門紙記者、編集長を経て、’75年「虚構の城」で作家デビュー。以来、経済界全般にわたり材を得て、綿密な取材に裏打ちされた問題作を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
マンネリ感は否めない
金融腐食列島のモデルを三和銀行から日本生命にして登場人物の名前を変えただけって印象でなんか同じ小説読み返している感じ。
・トップの権力争いの様子
・主人公が正論吐いて営業の現場に飛ばされる
・営業の現場でいい成績をあげて本部に戻してもらえる
・同期に嫌なエリートが居る
・会社の子とやっちゃうんだけど「金曜日のデートが楽しみです。」ってデートって言葉はこのようには使わないだろう。
物語冒頭は主人公の吉原は同じくらいの歳なんだけど、こんな喋る方する金融関係者見た事無いぞ。ついでに言うと「○○は上着で部屋に出向いたが、□□はワイシャツのままだった」って感じの表現が多すぎる。
上巻は営業の現場で頑張るところまで。
■読んで欲しい人
・生保に勤める人(特に日生)
・生保で働きたい人(特に日系生保、中でも日生)
こんなのは一昔以上前の生保像
まあ、相変わらず架空契約作成だの、ノルマに潰されるだの、
色仕掛け女性管理職だの、作者はいつまでこんな幼稚な業界だ
と思っているのだろうか?
まあ、「面白おかしく」描写するのが小説家だろうが、
もっとビジネスの本道を描いて欲しいものだなぁ。
働くことの意味を考えさせられる
働く以上、会社の発展に繋がるような働き方が出来れば一番いい。
でも、会社の発展を考えて働くより、いかに上に行くか、社内政治的なことをメインに考えて働く方が結果的に上のポジションにいけることもある。そしてそのような考えを持つ人が増えると結果的に会社はダメになってゆく。そんな様子がありありと表現されている。
社内政治に長けた人々が権力を持ち、ピュアに会社のことを考えている人たちを駒のように使う!そんな構図が浮かび上がっている。日本を代表する生命保険会社を題材に見事に表現している。
権力&金か、ピュアに情熱的に働くか、果たしてどちらの方が幸せか、そんなことを考えさせられる一作だった。




