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大悲の海に 覚鑁上人伝 (新潮文庫)

大悲の海に 覚鑁上人伝 (新潮文庫)
By 津本 陽

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  • Amazon.co.jp ランキング: #393158 / 本
  • 発売日: 1999-03
  • 版型: 文庫
  • 276 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
空海の没後270年。教義の研究に没頭し、20歳で高野山に登った覚鑁は、無常観と浄土教が広がる世に、大日如来を中心とするマンダラ思想を説き真言密教を命がけで守る。わずか40歳で最高権力の座に登りつめた覚鑁は、やがて高野山の旧勢力との対立から下山し、49歳で入滅するが、空海の思想を継承し法然・親鸞への道を開いた男として記憶された。真言密教・中興の祖の数奇な生涯を描く。


カスタマーレビュー

内容が緻密過ぎて、面白さには欠けますが、偉人なのです。2
平安時代、田舎武士の三男が都に上り仏教界の頂点を極めるが、妬み嫉みの嵐の中、最後まで仏教を学び、教え広めることに心血を注いだ上人の姿を描く。「死体を墓に埋める習慣」や「墓参りの習慣」を広め、また葬式などの式次第をしっかりしたものにしたのもこの上人だそうで、「仏教中興の祖」なんだそうです。仏教に興味のある人には面白いし、基礎知識として必読と言えますが、そうでなくて、ひたすら時代小説の興奮を求める人には、ちょっとお薦めできません。登場人物とか説明が長くなってくると、聖書の「系図」のような印象があったりしました。そもそも仏教の「業界」から津本陽先生が「執筆依頼を受けたもの」だそうですので、そこらへんもしかたないかもしれません。しかしその意味では「珍しい歴!史小説」ではありますので、「歴史マニア」は抑えておくべきでしょう。