天保悪党伝 (新潮文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #273870 / 本
- 発売日: 2001-10
- 版型: 文庫
- 309 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
天保年間の江戸の町に、極めつきのワルだが、憎めぬ連中がいた。博打好きの御家人・片岡直次郎、辻斬りで財布を奪う金子市之丞、抜け荷の常習犯・森田屋清蔵、元料理人の悪党・丑松、ゆすりの大名人として知られた河内山宗俊、そして吉原の花魁・三千歳。ひょんなきっかけで知り合った彼らが、大胆にも挑んだ悪事とは…。世話講談「天保六花撰」に材を得た痛快無比の連作長編。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
藤沢 周平
1927‐1997。山形県生れ。山形師範卒業後、結核を発病。上京して五年間の闘病生活をおくる。’71(昭和46)年、「溟い海」でオール読物新人賞を、’73年、「暗殺の年輪」で直木賞を受賞。時代小説作家として、武家もの、市井ものから、歴史小説、伝記小説まで幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
やり切れん思いだけが
うーん、ひとつ前に「壬生義士伝」読んでしまったせいか、悪いヤツだらけのこの本にイマイチ入っていけなかったぁ。。。
うーん、たしかに藤沢周平お得意の下町ものであり、人情もんでもあるんだけど、ちょっとタイミング悪かったかなぁ。
何となく、やり切れん思いで終わってしまった。
びみょうやったなぁ。
花魁が印象深い。
いくつかの短編に分かれていますが、登場人物は通して同じです。
主人公が変わっていきます。
主人公になっていると、とてもいとおしく感じるのに、
他の主人公の目線になると、ただの情けない男になってしまう。
その反対も然り。それがものすごくおもしろい。
まんまと感情移入していく自分が楽しかったです。
個人的には花魁の様子が興味深いものでした。
話し言葉も独特で、おもわず木久蔵師匠を
思い出してしまったのでした。
「花魁」登場! 憎めない悪党たち
藤沢作品としては珍しく“花魁”が登場する。
私の記憶が正しければ、では多分初めてではないか?
それも単に素通りするのではなく、ちゃんと物語の中心にいる。
その“花魁”のこの世のものとは思えぬ言葉が、ものすごく新鮮である。
また、
出てくる人物皆が「悪党」ではあるが、
単なる「悪党」ではなく
これがまた人間味のある「悪党」達で憎めない。
且つ、身分の違う悪党たちが皆一人の“花魁”と繋がっている。
藤沢作品の中でも、なかなか異色の小説で面白い。
私は、こういう侍ものの、剣裁きが出てくるものが大好きである。
自分が「侍」になったようで、読んでいて実に気持ちがいい。
「何者だ?!」
この一言で、「ゾクッ」とくる!




