本所しぐれ町物語 (新潮文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #136246 / 本
- 発売日: 1990-09
- 版型: 文庫
- 323 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
浮気に腹を立てて実家に帰ってしまった女房を連れ戻そうと思いながら、また別の女に走ってしまう小間物屋。大酒飲みの父親の借金を、身売りして返済しようとする10歳の娘。女房としっくりいかず、はかない望みを抱いて20年ぶりに元の恋人に会うが、幻滅だけを感じてしまう油屋。一見平穏に暮らす人々の心に、起こっては消える小さな波紋、微妙な気持ちの揺れをしみじみ描く連作長編。
カスタマーレビュー
本所しぐれ町物語
短編集。一つの店の住人の生活が各話に流れるように組み込まれている遊びが楽しい。同じ登場人物を別の角度から眺められる。藤沢作品によく見られる、静かだが思わず吹き出してしまうようなおっとりしたユーモアが随所にちりばめられている。
納められている一作一作は、食物に例えれば、小ぶりながら上品な和菓子のように嗜みつつ惜しみつつ楽しみたい作品ばかりだ。秋の夜長に床の中や居間でくつろいでゆっくり読むも良し、忙しい一日の始まる前や終わった後に、インテルメッツォとして通勤電車で読むも良し。いずれにせよ、疲れた頭を和ませてくれ、日本に生まれて良かったと思う瞬間を与えてくれる。
しぐれ町の地図と人別帳ができそう
本所には「しぐれ町」という街はないのだそうだけれど、いかにもありそうなのは、大家の清兵衛さんや書き役の万平さんをはじめとした町内の人々がつぎつぎに登場する十二の物語が、いかにもありそうな出来事を情趣深く、自分もそこに入っていきたくなるように描いてくれる所為だと思う。三毛猫なんかは、蹴飛ばされたり、そっと道を横切ったりしながら、タイトルにまで四回も登場する。
街と人を愛しく感ずるしみじみとしたオムニバス。この物語を読んで、しぐれ町の地図と人別帳ができそうな気がする。
実際に地図を......
『しぐれ町』を舞台にした『人情物語』
角度を変えた視点から登場人物を見れるという『おもしろさ』がなんとも言えない程おもしろいですね。絶対に『名作』です。
実際に地図を作ったらおもしろいかも?





