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井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室 (新潮文庫)

井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室 (新潮文庫)
By 井上 ひさし

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  • 発売日: 2001-12
  • 版型: 文庫
  • 273 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
まず原稿用紙の使い方、題のつけ方、段落の区切り方、そして中身は自分の一番言いたいことをあくまで具体的に―。活字離れと言われて久しい昨今ですが、実は創作教室、自費出版は大盛況、e‐メールの交換はもう年代を問いません。日本人は物を書くのが好きなんですね。自分にしか書けないことを、誰が読んでも分かるように書くための極意を、文章の達人が伝授します。

内容(「MARC」データベースより)
当代一の文章の達人、井上ひさし氏が作文術の極意を伝授。読めばあなたも、日本語免許皆伝。作文もエッセイも小論文も、ひさし流ならこんなに簡単に書けるようになります。〈ソフトカバー〉

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
井上 ひさし
1934(昭和9)年、山形県生れ。上智大学文学部卒業。浅草フランス座で文芸部進行係を務めた後に放送作家としてスタートする。以後『道元の冒険』(岸田戯曲賞、芸術選奨新人賞)、『手鎖心中』(直木賞)、『吉里吉里人』(読売文学賞、日本SF大賞)、『東京セブンローズ』など戯曲、小説、エッセイ等に幅広く活躍している。’84年に劇団「こまつ座」を結成し、座付き作者として自作の上演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

物書きのエッセンスが豊富5
文章技術を向上させようと考えた時、役に立つ一冊です。書き方は軽いので、1日あれば読み切れます。

・作文の秘訣は自分にしか書けないことを、分かりやすく書くこと。
・文章を曖昧にするのが「〜か」
・題名を付けることで1/3以上終わっている。いい題名とは情報が豊かである。
・なるべく短くする。
・いきなり核心にはいることが大切。
・日本語は主語を削ると良くなる。
・日本語には関係代名詞がないので、文をちょっと複雑にすると短期記憶に入らない。
・外国語では丁寧さを表すのに人称を変える。
・先触れの副詞を使うと効果的(さぞ、かならずしも、けっして、ちっとも)
・長期記憶の中からとんでもない物が、ひゅっと出てくる。
・わたしたちは民族として長期記憶が少ない。
・全体のテーマからそう外れずに脱線する。
・子供には観察文とか報告文を書かせる。感想文では駄目。
・人に伝えるには言葉が必要。

作文嫌いからの脱却5
本書は、作家井上ひさし氏が「仲間たち」を前に「作文教室」を開いた模様をおさめたものである。構成は二部に分かれている。前半では、日本語とはどういう言語なのか、「は」と「が」はどう違うのか、段落をどうつけていくか、大人でもそう簡単に書くことができない「思ったこと」を書かせる国語教育の問題点(その最たるものが、読書感想文で、これの<おかげで>作文嫌いになった人も多いだろう)といったことが語られている。後半では、実際に仲間たちが書いた作文に朱を入れ、講評を行っている。読み終えた後、なんだか文章を書いてみたい、と思うから不思議である。

井上ひさしの面目躍如5
この本では3つのことが学べます。
1、作文の方法・・・なんといっても「作文教室」ですから
2、話術・話の落とし方<副次的効用>・・・会場で笑いが起こる様子が想像できます
3、広範な知識<副次的効用>・・・日本語についての比較文化論その他諸々

 作文について勉強するだけならほかにも本はあります。笑いながら、かつ広範な知識に触れながらという副次的効用があるあたりが、井上ひさしの面目躍如たるところです。