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目覚めよと人魚は歌う (新潮文庫)

目覚めよと人魚は歌う (新潮文庫)
By 星野 智幸

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  • 発売日: 2004-10
  • 版型: 文庫
  • 152 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
大きな目は少し緑がかって睫毛が長く肌は薄いシナモン色をした日系ペルー人の青年ヒヨヒトは、暴走族との乱闘事件に巻き込まれ伊豆高原の家に逃げ込んだ。そこでは恋人との夢のような想い出に生きる女・糖子が疑似家族を作って暮らしていた。自分の居場所が見つからないふたりが出逢い触れ合った数日間を、サルサのリズムにのせて濃密に鮮やかに艶かしく描く。三島由紀夫賞受賞作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
星野 智幸
1965(昭和40)年アメリカ・ロサンゼルス生れ。早稲田大学第一文学部卒業後、2年半の新聞記者勤めを経て、2年間メキシコへ留学。’97(平成9)年『最後の吐息』で文芸賞、2000年『目覚めよと人魚は歌う』で三島由紀夫賞、’03年『ファンタジスタ』で野間文芸新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

わりときつい3
 硬そうでいてじつはねっとりとした文章。その独特な雰囲気にひたれるかどうかがこの作品を楽しめるかどうかの鍵。
 作品の質としては大変良質だと思うが、自分は選ばれざるほうの読者だったように思う。読んでていやでいやでしょうがなかった。

不思議な世界4
この本を手に取ると、赤いうろこの人魚がとても艶かしい表紙にまず惹かれてしまいます。登場人物は糖子に蜜生に蜜夫、日曜人とかいてヒヨヒト、通称ヒヨとあな、と見るからに甘ったるくって濃厚です。この物語の世界の住人にぴったりの名前ですね。それに物語の場所は伊豆のはずなのですがなぜか南米を思わせます。
物語自体は難解です。なかなかこの本の世界の仕組みを理解するのに時間がかかります。現実と空想の世界がまぜこぜになって、両者の区別がつきづらい。
この本の解説を角田光代さんがされています。この解説がまたおもしろい。解説を読んでから再び本編を読むとまた物語が違った角度から読めてまた楽しめます。解説とセットでおすすめの一冊です。