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人斬り半次郎 賊将編 (新潮文庫)

人斬り半次郎 賊将編 (新潮文庫)
By 池波 正太郎

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  • 発売日: 1999-07
  • 版型: 文庫
  • 548 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
維新は成った。中村半次郎改め桐野利秋は、西郷の腹心として存分に働き、日本初代の陸軍少将となる。ザンギリ頭にフランス香水をつけ、得意絶頂の桐野だった。が、西郷は新政府のやり口に苦りきっていた。そしてついに、進退をかけての征韓論争に敗れ、西郷は帰郷。桐野ら薩摩隼人の心酔者たちは放っておくことができない―城山での壮烈な最期まで、激動の時代を駆けた一快男児の半生。


カスタマーレビュー

明治政府倒壊から西南戦争5
 後編

 桐野利秋と名前を変え、西南戦争で賊軍として戦死するまでを描いている。

 トントンと物語りは進みおもしろい。西郷や桐野の最後をむかえる後半部分は思わず目頭があつくなる。

 西郷の暖かさや、桐野の朴訥さ、よく表現できていると思います。
 

人斬り半次郎 賊将編5
これは、西南戦争で西郷らと共に散った中村半次郎、つまり後の桐野利秋の物語である。純粋さゆえに不運な最期をとげなければならなかった点は、どこか旧江戸幕府の新撰組に似ているところがある。私は、官軍つまり薩長の人間は好きではないのですが、この中村半次郎には好感を持てることができました。

西郷の話と思って4
幕末の薩摩藩士で人斬りと言われた中村半次郎、改め、桐野利秋の、維新直前から維新後、そして西南の役の慌ただしい後半生のお話。
正直なところ、前編とも言える幕末編の青春まっただ中の半次郎とそのまわりの人々がよかったなぁ。
維新後から西南の役までのところ、最後の最後にまた半次郎らしさが現われてきたけど、何と言うか、微妙に立身出世が成り上がりの匂いを出す辺りはちょっと苦手。
後編とも言えるこの本では、半次郎の後半生を描いたと言うよりむしろ西郷隆盛の本のようである。ま、それだけ西郷の生き方が、半次郎に大きく影響したとも言えるけど。歴史の教科書の記述とは、また違った西郷像がここに示され、最後の最後もう一度半次郎が生き生きしてくるさまが嬉しいと思います。