燃えよ剣〈下〉 (新潮文庫)
|
| 価格: | ¥ 780 1500円以上は送料無料 詳細 |
発送可能時期: 在庫あり。
販売、発送は Amazon.co.jp
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #1953 / 本
- 発売日: 1972-06
- 版型: 文庫
- 553 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
幕末の日本で、敵からも味方からも最も恐れられたのがこの男。
幕末の動乱期を、新選組副長として剣に生き、剣に死んだ男、土方歳三の華麗なまでに頑なな生涯。武州石田村の百姓の子“バラガキのトシ”は、生来の喧嘩好きと組織作りの天性によって、浪人や百姓上りの寄せ集めにすぎなかった新選組を、当時最強の人間集団へと作りあげ、自身も思い及ばなかった波紋を日本の歴史に投じてゆく。人気抜群、司馬遼太郎の“幕末もの”の頂点をなす長編。
内容(「BOOK」データベースより)
元治元年六月の池田屋事件以来、京都に血の雨が降るところ、必ず土方歳三の振るう大業物和泉守兼定があった。新選組のもっとも得意な日々であった。やがて鳥羽伏見の戦いが始まり、薩長の大砲に白刃でいどんだ新選組は無残に破れ、朝敵となって江戸へ逃げのびる。しかし、剣に憑かれた歳三は、剣に導かれるように会津若松へ、函館五稜郭へと戊辰の戦場を血で染めてゆく。
著者について
(1923-1996)大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を一新する話題作を続々と発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。1993年には文化勲章を受章。“司馬史観”とよばれる自在で明晰な歴史の見方が絶大な信頼をあつめるなか、1971年開始の『街道をゆく』などの連載半ばにして急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。
カスタマーレビュー
男の美学
昔々の話である。「ちゃんばらごっこ」をしたら、ほとんどが桂小五郎とか坂本竜馬になりたがり、近藤勇や土方歳三にはなりたがらなかった。新撰組は「悪もん」の代表であり、勤皇の志士こそ、明治以降の時代を作った英雄だと子供ながらに思っていた。月日が流れ、大学の先輩からこの本を借りた。「俺が憧れている人物や!」ということで、当時は金はなくても時間だけあった時代で、何の気なしに読み始めた。はまりましたね。オイオイなんという生き方!「これが男や」何ともいえないストイックな土方に憧れたものです。この本から土方マニアになった方も多いと思います。本物の土方歳三は小説に負けないほど魅力的であったようです。男の魅力とはこういうのだという見本みたいな生き方です。なかなか真似できないです。
生きる
「時勢などは問題ではない。
勝敗も論外である。
男は自分が考えた美しさのために殉ずべきだ。」
土方歳三が近藤勇に投げかけた言葉。
僕を苦しめている言葉でもあります。
信念って・・・
新撰組、明治維新を学ぶには最適な本。
膨大な資料の裏付けを基に土方歳三の視点でこの動乱の時代を冷静な目で眺め、
時代の大きな流れを記述する手法はただただ感嘆するしかない。
下巻を読んで感じるのは戦いの中でしか生きられない男の哀しさだ。
自分の信念に常に忠実な姿は読んでいて敬意を覚えるが好意は抱けなかった。
信念に忠実であっても新撰組のため・幕府のためというその信念自体が必ずしも正しかったとは思えない。
しかし彼のような人間は時代の流れに乗ろうと思っても乗ることはできなかっただろう。
限られた選択肢の中で常に自分にとって、また新撰組にとって最もよいと考える道を選択したが
その結果は決して報われることはなかった。
自分を貫くことの光と影を土方という人物の中に見たような気がした。





