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先導者・赤い雪崩 (新潮文庫)

先導者・赤い雪崩 (新潮文庫)
By 新田 次郎

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  • 発売日: 1977-08
  • 版型: ペーパーバック
  • 394 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
上越国境を縦走する女性4人と男性リーダーのパーティーが遭難死に至る経緯をとらえ、極限状況における女性の虚栄心、嫉妬心などを克明に心理描写した『先導者』。南アルプスを背景に女性をめぐる二人の若者の争いを描く『赤い雪崩』。ヨーロッパ・アルプスの悲運のガイドを描く『嘆きの氷河』など、山でおこる人間ドラマと自然の厳しさを雄渾な文体で綴る全8編を収録する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
新田 次郎
1912(明治45)年、長野県上諏訪生れ。無線電信講習所を卒業後、中央気象台に就職し、富士山測候所勤務等を経験する。’56(昭和31)年『強力伝』で直木賞を受賞。『縦走路』『孤高の人』『八甲田山死の彷徨』など山岳小説の分野を拓く。次いで歴史小説にも力を注ぎ、’74年『武田信玄』等で吉川英治賞を受ける。’80年、心筋梗塞で急逝。没後、その遺志により新田次郎文学賞が設けられた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

探して買ってよかった5
 登山用具店の本コーナーで買った、文庫だが貴重な本。
新田次郎の短編はどこかドライな印象を受ける。
 珍しく南アルプスが舞台の「赤い雪崩」も妙に現実的だし、「雷鳥」ももしかしたら北八ガ岳にならまだいるのではないかと感じてしまう。
 女性の確執が恐ろしくもある「先導者」もいい。
普通の本屋ではなかなか置いていないが読んで損は無いと思う。

こわかった…4
ひと月前に『孤高の人』を書店で手に取り、山に興味もないのに読み始め、ぐんぐん引き込まれて、『アラスカ物語』、『アルプスの谷 アルプスの村』、『栄光の岩壁』、『孤高の人』と読みつないで(パンダマークを集めてるので新潮文庫ばっかり)、山、登りたいなあ、崖、登りたいなあ、とふわふわ思ってるところに、この本! 山の持つ、「ダークサイド集」だと思いました。平均的な人たちは、極限状況においてはこうなっちゃうんじゃないかと思って怖かった…そしてすごく、やっぱり面白かった。この編纂は、新潮文庫がされたのかな? ほかの小説(世界トップのヒーロー・ヒロインに出合える)とのバランス、メリハリ、巧い! ダークサイドはこれでじゅうぶん。これ以上、多いと精神的には、キツイ。もう1回、孤高の人から読み返します。