砂の器〈上〉 (新潮文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #35824 / 本
- 発売日: 1973-03
- 版型: 文庫
- 397 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
宿命とはこの世に生まれて来たことと、生きているということである。
東京・蒲田駅の操車場で男の扼殺死体が発見された。被害者の東北訛りと“カメダ”という言葉を唯一つの手がかりとした必死の捜査も空しく捜査本部は解散するが、老練刑事の今西は他の事件の合間をぬって執拗に事件を追う。今西の寝食を忘れた捜査によって断片的だが貴重な事実が判明し始める。だが彼の努力を嘲笑するかのように第二、第三の殺人事件が発生する……。
内容(「BOOK」データベースより)
東京・蒲田駅の操車場で男の扼殺死体が発見された。被害者の東北訛りと“カメダ”という言葉を唯一つの手がかりとした必死の捜査も空しく捜査本部は解散するが、老練刑事の今西は他の事件の合間をぬって執拗に事件を追う。今西の寝食を忘れた捜査によって断片的だが貴重な事実が判明し始める。だが彼の努力を嘲笑するかのように第二、第三の殺人事件が発生する…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
松本 清張
1909‐1992。小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。’58年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯を通じて旺盛な創作活動を展開し、その守備範囲は古代から現代まで多岐に亘った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
社会派ミステリの傑作
単なる謎解きに終始するのではなく、そこに描かれた「人間の業」と深い悲しみは、読了後に読者の胸を深く打ちのめす迫力を備えている。「清張以後」という言葉すら産み出した氏の登場により社会派ミステリは一気に隆盛を迎え、その後に続く数多の傑作が生まれているが、同氏の描いた作品にはいつも息を呑むような精緻な心情描写があり、読了後の爽快な達成感とは程遠い「心の澱」が横たわる。溢れる涙で行間を濡らしたことも幾度かあれど、なお読み進めるのを止められない魅力が-この作品にはあるのだ。
ドラマより面白い
ドラマは途中から観なくなってしまったのですが、原作は味がありました。
今西が丹念に捜査を進めていく様子や、昭和三十年代の日本の風景など
推理以外の部分に懐かしさを感じます。
上巻だけ読んでると、和賀が犯人には思えず、すっきりしないまま
悶々と、今西刑事と同じ気分で読み進められます。
今西刑事の捜査の行方と影のありそうな事件が妙に気になる面白さ
蒲田操車場で残虐な殺され方をした身元不明の死体が見つかる。今西刑事の地道で謙虚な捜査活動は犯人へとじりじりと近づくかのように見えるが先がなかなかみえず、一方、怪しき若き人物達の性格、日常が見えてくる。 ドラマ化され2004年のドラマでは和賀側の視点でよく描かれ原作と異なる趣があり斬新な印象がある。原作は今西刑事の思考、論理、焦燥、閉塞感、手がかりを掴んだかに思えた時の喜びなどが描かれ、推理小説の醍醐味が味わえるようで面白い。 しかし、事件はどうして起こってしまったのだろうか?事件を起こした人物が抱えていた思いは何だろうか?下巻がまさに楽しみだ。





