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わるいやつら〈上〉 (新潮文庫)

わるいやつら〈上〉 (新潮文庫)
By 松本 清張

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  • 発売日: 1966-03
  • 版型: 文庫
  • 507 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
“どのように美しくても、経済力のない女は虫のように無価値だ”医学界の重鎮だった亡父の後を継ぎ病院長となった32歳の戸谷信一は、熱心に患者を診療することもなく、経営に専心するでもない。病院の経営は苦しく、赤字は増えるばかりだが、彼は苦にしない。穴埋めの金は、女から絞り取ればいい…。色と欲のため、厚い病院の壁の中で計画される恐るべき完全犯罪。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
松本 清張
1909‐1992。小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷礼』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。’58年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯を通じて旺盛な創作活動を展開し、その守備範囲は古代から現代まで多岐に亘った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

男も女もどっちもどっち4
ドラマ化されるときいて、原作をちゃんと読んでおこうと思いました。

主人公の戸谷はそれはそれは嫌な男です。何人もの愛人を持っています。
しかも相手にする女は資産を持っているかどうかが決め手で、
お金を引き出せるのであれば、多少の見た目の衰えや年齢はかまわないという
考え方の男です。
そして女からはお金を巻き上げるが、自分の趣味の骨董にはお金をおしまないという
最悪の男です。
そんな戸谷の前にどうしても結婚したい理想的な女が現れます。
金と若さと美しさを持った女です。
その女を手に入れるために、邪魔になった女をどんどんと殺していきますが・・・。

戸谷がだんだんと追い詰められていき、最後の結末ではもっとスカッとさせられるかなぁと
思ったのですが、女のしたたかな面を見せられて、男も女もどっちもどっちか・・・と
思わされる作品でした。

テレビドラマではどんな脚色がされるのか楽しみではあります。




私利私欲5
タイトル通り良い人がいません。
主人公 戸谷信一は病院長なのだが俗に云う口八丁の女たらし。
出てくる女もとんでもない者ばかり。
自分の欲のために生きていると言った方が良いと思う。
清張には珍しく濡れ場の描写がふんだんに使われており
戸谷信一の心の動揺が良く分かり、非常に面白かったです。
しかし、ひどい話です。

昼ドラにしてください。4
ストーリー自体はとても簡単。
女ったらしの男が好き放題生きたあげく、最後の最後でぎゃふんと言わされる、以上。
ただ、彼を取り巻く女性陣のドロドロっぷりが妙にリアルで目が離せない。
昼ドラにしたらすんごい視聴率取れると思います。
とりあえず次の展開がとっても気になるし、結末も(それはそれで)すっきりします。
けっこうおもしろかったです。