西郷札 (新潮文庫―傑作短編集)
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商品の詳細
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- 発売日: 1965-11
- 版型: 文庫
- 479 ページ
カスタマーレビュー
二代の殉死
松本清張の歴史物短編集です。
個人的には、臨終直前の家光と、それを必死に看病し、その後「後追い自殺」してしまう堀田正盛の衆道関係に触れた「二代の殉死」に最も興味を覚えました。 しかしながら、著者が徳川時代初期に盛行した男同士の芳契に関して、優れた感覚を持ち合わせていないせいか、やや物足りない心地が致しました。 もちろん、文章は秀逸なのですが・・・。
清張フアンの必読書
松本清張はミステリー作家として一世を風靡し、多くの話題作を遺してくれた。今年、2009年は生誕百年だが、同年生まれの太宰治と比し、世間の注目度が低いと思うのは清張フアンの僻みかもしれないが残念である。
さて、この書は清張の処女作「西郷札」を含む、氏の創作の原点とも言うべき歴史短編小説集である。初期の作品であり、初々しさがある中にも、後年氏が鋭く喝破することになる社会への問題提起の視点が良く分かる。
この視点を保持したからこそ、後年の「日本の黒い霧」、「昭和史発掘」などの労作が生まれたのだと納得できる。
ミステリー小説から清張ファンになった方々に、ぜひお読み頂きたい本である。





