マイ国家 (新潮文庫)
|
| 価格: | ¥ 460 1500円以上は送料無料 詳細 |
発送可能時期: 在庫あり。
販売、発送は Amazon.co.jp
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #40953 / 本
- 発売日: 1976-05
- 版型: 文庫
- 285 ページ
カスタマーレビュー
普通に良いというのも変な話ですが…
31編からなるショート集。
いつもの星ワールドだらけで、普通に良い本なのですが、ひとつ異色なのがタイトル作「マイ国家」。
銀行外勤の男が、ふと訪れた家。家の中に入ってしまったが最後、家の男に「わが国に不法侵入したスパイだ」と捕獲される。
銀行員は、なだめすかして脱出を試みるのだが彼の体にはすでに痺れ薬がまわっていて…、という、本当に怖い話。
自虐的でもあるこの手の話は、筒井康隆氏によくみられるものだが、ここまで鬼気迫る狂気を表した作品は、星氏には意外と稀有である。
22ページと、いつものショートショートより幾分長めなこの作品は、今まで彼が抑え気味にマイルドに表現していた狂気と不条理ユーモアが、余すところ無く描写され、突出している。
老若男女を問わず大いに楽しむことができると思います
目次
特賞の男
うるさい相手
儀式
死にたがる男
いいわけ幸兵衛
語らい
調整
夜の嵐
刑事と称する男
安全な味
ちがい
応接室
特殊な症状
ねむりウサギ
趣味
子分たち
秘密の産物
商品
女と金と美
国家機密
友情の杯
逃げる男
雪の女
首輪
宿命
思わぬ効果
ひそかなたのしみ
ガラスの花
新鮮さの薬
服を着たゾウ
マイ国家
解説 常盤新平
カット ヒサクニヒコ
本書は1968年7月に新潮社より刊行されたものの文庫版です。
1000編を越すSF短編小説を残し、ショートショートの神様と呼ばれた星新一さんの作品31編を収録。
短編なので読みやすく、それでいてしっかりオチがついていて、時には自分の考えの及ばないような意外性のある結末に感心し、自分とは違った新鮮な考えに触れ、ものの見方や考え方が広がったような気がします。また、星さんの作品は後世多くの人々に読んでもらえるようにと、具体的な地名や人名といった固有名詞をなるべく登場させないことで、通俗性を出来る限りなくし、読みやすく分かりやすい文章で書かれてます。そのため老若男女を問わず大いに楽しむことができると思います。
マイ国家万歳。
星新一の作品はいくつ読んだかわからないぐらい読んだが、中でもこの本の表題作のマイ国家は忘れられない傑作。
自分の家を独立国として、宣言し、アレコレする話。国家という巨大規模のものをひとつの家という身近なものにし、読み手に分かりやすく提示。さらに、そのシステムをもわかりやすくし、現在の国家体制を痛烈に批判すたこの小説。うーん、傑作。





