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おのぞみの結末 (新潮文庫)

おのぞみの結末 (新潮文庫)
By 星 新一

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  • 発売日: 1976-03
  • 版型: 文庫
  • 208 ページ

カスタマーレビュー

私の星さん。5
星さんの本を読むと「あれ?私ってこんなに忘れっぽかったっけ?」と思う。
だって、もう何十回も読んでいるはずの話しなのに
いつも結末が思い出せなくて
どんでんがえしのどんでんがえしの、またまたどんでんがえしに
まるで初めて読んだときみたいに「どきっ!」「ええっ!?」と
必ずびっくりしてしまうのです。

そして私が「最高傑作」と信じて疑わないのが
この「おのぞみの結末」。
一冊手元に置くべし。
だってみなさん、これ一冊で一生楽しめますよ。

教材としても4
 小説現代の「ショート・ショートの広場」の初代編者だった著者。
 お手本のような短編集です。
 実は私が生まれるずっと前に出版された本なのですが、それでも結構新鮮に読める。これはそれぞれの短編が、アイデア、構成ともに洗練されているからでしょう。

 なんだか奇妙な状況設定がなされ、その中で矛盾・破綻が見つからないまま話が進み、ひねって、落とす。
 本当に、きれいです。

錆びないシャープさ5
久しぶりに星新一のこの本を読んだ。 学生時代には、何冊も買い込んで、よく読んだ記憶が あります。

この本にはいくつかの短編が含まれていますが、どの 話も、何度読んでも、決して飽きることのない話に なっています。  この話の主人公は銀行員で、ジャックポット教の信者 なのですが、ある日、現金輸送を任され、道中を共にする人たちが結局、殆どこのよくわからない宗教の信者で 皆で持ち逃げできてしまう。  現実にはありえない話ですが、読む側が知らない間 に引き込まれるのは、主人公とその他の登場人物の会話 が妙に、管理社会の現実を映しているからかもしれません。星新一の得意な「管理社会」からの脱走・逸脱に こだわった逸品のお話です。