敦煌 (新潮文庫)
|
| 価格: | ¥ 500 1500円以上は送料無料 詳細 |
発送可能時期: 在庫あり。
販売、発送は Amazon.co.jp
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #9109 / 本
- 発売日: 1965-06
- 版型: 文庫
- 307 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
官吏任用試験に失敗した趙行徳は、開封の町で、全裸の西夏の女が売りに出されているのを救ってやった。その時彼女は趙に一枚の小さな布切れを与えたが、そこに記された異様な形の文字は彼の運命を変えることになる…。西夏との戦いによって敦煌が滅びる時に洞窟に隠された万巻の経典が、二十世紀になってはじめて陽の目を見たという史実をもとに描く壮大な歴史ロマン。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
井上 靖
1907‐1991。旭川市生れ。京都大学文学部哲学科卒業後、毎日新聞社に入社。戦後になって多くの小説を手掛け、1949(昭和24)年「闘牛」で芥川賞を受賞。’51年に退社して以降は、次々と名作を産み出す。「天平の甍」での芸術選奨(’57年)、「おろしや国酔夢譚」での日本文学大賞(’69年)、「孔子」での野間文芸賞(’89年)など受賞作多数。’76年文化勲章を受章した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
その場所へ旅に出たいと思わせる
20世紀初頭に発見された膨大な量の経巻類。何百年もの時を生き延びた、それらの経巻類の背景をフィクションで描き上げた魅力溢れる作品。フィクションとはいっても、史実に忠実に絡ませて描かれており、年表等を睨んでいるよりも遥かに生き生きとこの時代について学ぶことができるのではないだろうか?巻末の注解だけでも、私のような無知な人間には十分な学びの機会だった。井上氏ならではの表情豊かな文体によって、あらゆる意味での中国という国のスケールの大きさを実感し、趙行徳と共に旅をしたかのような読後感を味わうことができた。
読み終えた今、実際にその場所へ旅に出たい思いに駆られている。
これこそが、この作品の魅力の証かも知れない。
壮大な歴史ロマン
現在の敦煌は既にコマーシャリズムと近代化がすすんでいるためかつての栄光と騒乱の時代を知るには書籍しか手がかりがない。本書はこのシルクロードのロマンをと歴史そして栄華衰退を飽きさせることなく読ませる素晴らしい小説。全てが美しい文章で綴られている。
波乱万丈の人生
う~んこういう人生もあるんだなぁ、と唸りました。
そして、読み進むうちに自分がどでかい大陸の中で、作中の人物達と生きているような気分になりました。壮大な気分に。
井上靖作品の中では日本を味わいたいとき「しろばんば」、中国を味わいたいときは「蒼き狼」かこの「敦煌」でしょう。





