獣の戯れ (新潮文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #245751 / 本
- 発売日: 1966-07
- 版型: 文庫
- 181 ページ
カスタマーレビュー
惹きつけられる・・・。
三島由紀夫の作品の中で、あまり著名ではないこの作品。しかし、三島らしい美しい文章は、この物語(妻、愛人、夫の三角関係を)を、決していやらしい下等なエロスではなく、一級品のエロスの雰囲気を醸し出すところまで熟成させる。最後までスピ-ディ-には読めないが、その文章の煌びやかさ、たゆたいさに惹きつけられ、ふと読んでしまっている、高級な時間を与えてくれる著書だと思う。
ゆったりとした読書、恍惚とする詩的な読書を楽しみたい人にはお薦め。
面白さに陶酔
三島由紀夫の作品を随分久しぶりに読み、その面白さに陶酔した。
この物語は、妻、愛人、夫の三角関係を描いたもので、決して爽快な気分
になる物語ではない。しかし、その文章の巧妙さに、何度も立ち止まらずに
は読み進めなかった。何より登場人物の心理描写が巧みで、その顔、表情
が、読む者の目の前に鮮明に映し出される。ふと気がつくと、まじまじと
彼らを覗き込んでいる自分を発見することがしばしばあった。
これは、昭和36年(1961年)に書かれた三島由紀夫の書き下ろし小説
5番目の作品。時を経ても色褪せない文学の力を思った。
不思議な物語
三島由紀夫の世界観としては「あり」だと思うが、登場人物の関係が不条理です。不思議な世界が広がります。そしてラストの構成についても不思議です。構成が本当に不可解で不思議な書である。正直なところ評価が分れるところでありましょう。好きな人はどっぷりはまると思います。そうでない人からは酷評されてしまうでしょう。作品の知名度としては低い作品ですが、another side of misimaということで手にとってみるのも良いのではないでしょうか。





