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惜みなく愛は奪う (新潮文庫)

惜みなく愛は奪う (新潮文庫)
By 有島 武郎

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  • 発売日: 1955-01
  • 版型: 文庫
  • 125 ページ

カスタマーレビュー

ハマリました5
タイトルに惹かれて買ったのですが(笑)、ハマリました。哲学が好きな人にはお奨め。なお、この本は、ジャンルとしては評論。

人生観を変える書5
100年近く前に書かれた本だが、人生観を変える内容。

著者は自らを偽善者と述べ、洗いざらい、凄まじい懺悔をしている。
凄まじいなどという言葉では不足で、命懸けとでも言える様なもの。
それだけ胸に詰まっていたものが苦しかったのだと思う。

そして、だからこそ偽善者のことがよくわかると述べ、
偽善者の醜い姿を事細かに記している。

それは、自分に当てはまるものが多く、読み進むほどに著者の世界に入り込んでいた。
間違いなく自分も偽善者だと思った。
だから、この書に記されていることに敏感に感じ入った。

そして、そこから著者が苦労に苦労を重ね、
たどり着いた偽善者からの脱却の方法を説く。
非常に説得力がある。
そのカギになるのは愛。

心の中に密かに偽善者ではないかという思いがある人なら、
強烈な印象を受けるのは間違いない。
ただし、書き手が命懸けなので、読み手も真剣に読まないと一行も進まない難解な書。