♂♀(オスメス) (新潮文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #338569 / 本
- 発売日: 2004-05
- 版型: 文庫
- 370 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
青い左眼をした沙奈とのセックスのあと、気がつけば快速に乗り新宿に着いていた。慾望はすでに発散しつくしているのに―。幼い日に、私は性技を教えこまれた。無数の女と経験を重ねた。だが、作家として暮す現在は、いわば自分本位の性を貪っているのだった。歌舞伎町の覗き部屋を訪れた私は、どこまでも対照的な女たち、美和と奈々に出逢う。鬼才が、幻想と本能を描き尽くす。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
花村 萬月
1955(昭和30)年、東京生れ。’89(平成元)年、『ゴッド・ブレイス物語』で小説すばる新人賞を受賞し、作家デビュー。’98年、『皆月』で吉川英治文学新人賞を、『ゲルマニウムの夜』で芥川賞をそれぞれ受賞。人間の生の本質に迫る問題作を、発表し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
官能ではなく感応小説である
奇才、花村萬月の傑作、ギラギラしているハズなのにそうとはとらせない、言葉遊びの妙とかけひき、フィクションなのか実話なのかわからないが、文面のエロスはここでは萬月節もフルスロットルである。
官能小説では伝わってこない心の襞までもがなまなましい。頭にず~んときてしまう。どうして愛してしまうのか、ただ性だけがすべてなのか?そうではない心から溶けてしまおうとする部分の描写が実に色っぽいのだ。単なる中年オヤジは同じことをするべからず、バッカじゃないの?といわれるにきまってる、ただ萎縮しない一言がいえれば、「もしや」かもしれないが空気は読もう、そうでないと変態だ。
後半少しだれてきてしまうし、カニバル的な嗜好が文面に入ってくるのはあまり好きではないのだが、読んでみれば知的バカ、痴的秀才になってみようじゃないかと思わせる。
残念ながら
花村氏の小説は一気に読み上げるぐらいのリズム感があって
スカッとした読後感があるが、残念ながらこの本は少し引っかかる。
氏の体験がモチーフになっていると思われるが、
文章がうまい文だけ、読んでいてピントはずれの♂♀のような
気がする。
通勤電車のなかでは、推奨しかねる一品である。
これぞ小説の醍醐味というべきか?
ハッキリ言って中身は大した事ないです。
著者の体験に基づく部分が多いらしいですが、
こんな奔放な性生活というのは、一般人とは別世界のものでしょう。
そんな中でも、こういう凡人には体験しがたい経験というのを
読書を通して経験させてくれるということで、
読む価値はあったと言うべきでしょうか。




