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守宮薄緑 (新潮文庫)

守宮薄緑 (新潮文庫)
By 花村 萬月

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  • 発売日: 2001-08
  • 版型: 文庫
  • 295 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
那覇は、熱気に覆われている。11月の倦怠に抱かれ、作家は街を流れた。女たちは艶然と微笑みかける。道は、“社交街”にゆるやかに続いている。濃密な沖縄の闇を切り取る、表題作。世界からズレていた、美しい女。女を喰いものにして生きる男。ふたりのスリリングな関係―「崩漏」。父の死の輪郭を、わずかな枚数で浮かび上がらせた―「〓斑」。ココロとカラダを震わせる、小説の群れ。

内容(「MARC」データベースより)
沖縄の女を渉猟する男。女衒のヒモと無垢な少女の交情。父親の死体を慈しむ母親の姿。激しくも切ない様々な性の情景を濃厚に描いた7編。愛も暴力も涙もあふれるほどつまった作品集。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
花村 万月
1955(昭和30)年、東京生れ。’89(平成元)年、『ゴッド・ブレイス物語』で小説すばる新人賞を受賞し、作家デビュー。’98年、『皆月』で吉川英治文学新人賞を、『ゲルマニウムの夜』で芥川賞をそれぞれ受賞。人間の生の本質に迫る問題作を、発表し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

もの足りない3
短編集のためどうしても物足りなさを感じてしまう。
1つ1つのモチーフを短編で終わらせてしまうにはもったいない。
特にこの人の場合、だいたい2巻以上の長編が多いので、
「えっもう終わり」と思ってしまう。

胸熱くなるカンジ5
東北生まれのアタシに言わせると『せづねぇな(切ないなぁ)』の一言。全編というより、その中の二つ三つがアタシの胸をしめつけた。ゲセンの為に貯金してバイク買ってあげちゃうコ、売り飛ばされそうなのになつっこく切なげなコ、結局売り飛ばす前にオンナが愛しくなって断念するオトコ。純愛とかじゃないけどさ、いろいろあるんだよね、複雑よね、ココロは。っつ〜カンジでちょっと人に対して優しくなってしまう本でした。あ〜せづねぇな。

花村萬月にしては珍しく3
沖縄の熱気のようなものに男女がぬるぬるしていて、らしさを感じなかった。もっと心地よく残忍で、ゲルマニウムの夜を髣髴させるスパイスの効いたものかと思ったが期待はずれ。比較的、著者の中で大人しい作品であると思う。