川端康成・三島由紀夫往復書簡 (新潮文庫)
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商品の詳細
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- 発売日: 2000-10
- 版型: 文庫
- 254 ページ
エディターレビュー
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日本を代表する2人の作家のほぼ完全な往復書簡集。その始まりは昭和20年、まだ学生であった三島由紀夫が処女小説集『花ざかりの森』を贈呈したことに対する川端康成からの礼状であった。三島の作家人生と同時に始まった「師弟関係」は、2人の間の「内的コレスポンダンス」(川端香男里)によって結びつきを深め、生涯にわたって続くことになる。若き三島は文学への狂信的な情熱や創作に対する真摯な心情をありのままに書き送り、川端はすでに関心を寄せていた新進作家に対し好意的に接する。三島が作家としての地位を確立すると、手紙の内容も文壇の話や世間的な話題へと変化し、家族ぐるみの親しい交際の様子がうかがえる。しかし川端がノーベル賞を受賞した昭和43年以降やりとりは突然疎遠になり、2年後三島の衝撃的な死によって終わりを告げる。三島からの最後の2通の手紙は川端への別れの挨拶であり、計画遂行を前にした本音も漏れ聞こえて読む者の胸を打つ。(林ゆき)
内容(「BOOK」データベースより)
東大在学中の三島由紀夫は、処女小説集『花ざかりの森』を川端康成に送り、昭和20年3月8日付の川端の礼状から、二人の親交が始まる。文学的野心を率直に認めてきた三島は、川端のノーベル賞受賞を機に文面も儀礼的になり、昭和45年、衝撃的な自決の4ヶ月前に出された永訣の手紙で終止符を打つ…「小生が怖れるのは死ではなくて、死後の家族の名誉です」恐るべき文学者の魂の対話。
内容(「MARC」データベースより)
「小生が怖れるのは死ではなく、死後の家族の名誉です」 三島は川端に後事を託した。文学的交感から日々の生活の心情まで、師弟であり、ライバルでもあった二人の文学者の、25年におよぶ、魂の対話。往復書簡94通。
カスタマーレビュー
魂の対話を読み解く
外国の作家の往復書簡で有名なのは、ドイツのゲーテとシラーで、10年間,千通にも及ぶ。我が国では、師弟関係のこの二人の往復書簡が注目される。
最初の手紙は昭和20年3月8日付の平岡公威宛て川端康成の「花ざかりの森難有拝受」という礼状。(3月10日東京大空襲をはさんで)3月16日付の川端康成宛て平岡公威の「都もやがて修羅の衢,冴返る寒さに都の梅は咲くかと思へばしぼみながら、春の魁らしい新鮮さを失ってゆきます。当分の閑暇をたよりに、頼政と菖蒲前の艶話を書いてみたい」「青山の古本屋で『雪国』をみつけもとめてまゐりました」という長閑な礼状。
三島・川端の霊的感応、深まっていく師弟関係はありながら、昭和43年、川端がノーベル賞前後から、三島の手紙は儀礼的になり、精神的に乖離していくことになる。45年11月25日の自決に関しては鉛筆書きの「最後の手紙」が川端宅にあったが、本人の名誉のために焼却されたとのこと。今、保存公表されている最終書簡は、昭和45年7月6日付の「時間の一滴々々が葡萄酒のやうに尊く感じられ、空間的事物には、ほとんど何の興味もなくなりました」と死の予感される末文がある。一般には奇異に受け取られている三島の自決も四部作『豊饒の海』を書いた後の必然であったかもしれない。「自分には後一つだけ残されていることがある。それは自殺だ」とドナルド・キーンにもらしていたとも書かれている。最期に川端との濃密な対話・書簡は交わされなかったらしい(雅)
これは面白い
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三島は強引だなぁ。
正直これは読んでてムズ痒い。その理由は三島由紀夫が自分の死後にこの書簡が公開されることを想定して、自分を演出しながら綴っているのが分かり過ぎるほど分かってしまうので、まさにマンマと作戦にハメられているようで、とてもこれを読んで「さすがだなぁ~」とか「謙虚な人なんだなぁ」とか、「この人にもこんな悩みがあったんだぁ」などとは共感出来ず、性格悪くて申し訳ありませんが、読めば読むほど「その手にはのらんぞ」という気になってきてしまうのです。
三島由紀夫はたしかに小説家として歴史に残る質の高さです。それは認めます。でもあのメディアや文壇を上手に使った自己演出を前にして苛立ちのようなものを感じるのは僕だけでしょうか?それも彼の実力だというのは事実ですが、タネが分かっててなおそれに酔う気分にはなれません。この著は三島由紀夫の川端康成への純正無垢な文学に対する尊敬とその芸術性の分析を基本とした体のものだと思っていたので、読んで落胆しました。あまり思想的な話も出てきませんし、まるで有名人が2人でお互いの勝利を讃えあっているようで気持ち悪いです。
これは知識人相手のワイドショーです。





