自衛隊が危ない (小学館101新書)
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商品の詳細
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- 発売日: 2009-04-01
- 版型: 新書
- 192 ページ
エディターレビュー
内容紹介
発足から55年、田母神・前航空幕僚長の「懸賞論文」問題が露呈した巨大軍事組織、自衛隊の歪みとは何か。
「軍歌が流れる基地」「悩める現場」、そして「アメリカという聖域」。
足かけ15年、1000人を超える陸海空自衛隊員に話を聞き、F15で空中戦訓練を体験し、
軍事機密のかたまり、潜水艦で深海を行った「兵士」シリーズの著者が、さらに3年にわたり防衛省の人事関係施策等検討会議委員をつとめた経験をもとに、
いま自衛隊の現場で何が起きているか、つまびらかにしていく。
その軋みの、悲鳴にも似た声が、歯止めを失ったこの組織で相次ぐさまざまな問題の底から聞こえてくる。
内容(「BOOK」データベースより)
発足から55年、田母神・前航空幕僚長の「懸賞論文」問題が露呈した巨大軍事組織、自衛隊の歪みとは何か。「軍歌が流れる基地」「悩める現場」、そして「アメリカという聖域」。足かけ15年、1000人を超える陸空軍自衛隊員に話を聞き、F15で空中戦訓練を体験し、軍事機密のかたまり、潜水艦で深海を行った「兵士」シリーズの著者が、さらに3年にわたり防衛省の人事関係施策等検討会議委員をつとめた経験をもとに、いま自衛隊の現場で何が起きているか、つまびらかにしていく。その軋みの、悲鳴にも似た声が、歯止めを失ったこの組織で相次ぐさまざまな問題の底から聞こえてくる。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
杉山 隆男
1952年東京生まれ。一橋大学卒業後、読売新聞社を経て著作活動に入る。1986年に『メディアの興亡』(文藝春秋刊)で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。1996年、3年間に及ぶ自衛隊取材をまとめた『兵士に聞け』(新潮社刊)で新潮学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
突撃の命令はメイルで
いつものルポルタージュではなく、それらの取材の過程で感じたことなどをエッセイ風にまとめています。冒頭の円匙の話やS士長の話など、以前に著者の本で読んだことがありますが、本書では著者の考え方や感じ方が表に出ています。S士長のその後の話も興味深く読ませてもらいました。
「自衛隊が危な」さは、これまでいくつかの本で読みましたが、それらとは別の雰囲気を伝えてくれる本でした。特に笑えたのが、「そのうち突撃の命令までメイルで」といったくだりです。自衛隊だけでなく、今の社会を反映しています。
建前とホンネの中で何が出来るか
文章と文章の間に書かれていそうなことを法律上のトリックを使って巧み
にやりこなしてきたのが今の自衛隊です。
今の自衛隊は文章に書かれていない事は決して出来ないように国民の
生命と財産を守ることだけに専念する自衛隊の存在を憲法に明記するこ
とが大切と著者は訴えています。
戦後を引きずったまま、日本人特有のまあまあでは済まないところまで
自衛隊は来ていると私も思います。
一度本気で、国を守ることは何かを考えて見るのもいいかもしれません。
自衛隊、広報担当としての役割は降りたのか?
著者の「兵士」シリーズは全て読んだが、出版社も同じであるのに、自衛隊側が知られたくないエピソードをそれらのシリーズからわざわざ抜き出して、本書にまとめた真意はどこにあるのだろうかとの疑問に、読後支配された。
トップの考え方は、田母上氏を出すまでもなく日本軍から一貫しており、その延長線上として世界平和=日本の平和と置き換え、「米軍の下請けとして際限なく自衛の為の戦争を広げていく(要約)」との1佐の言葉を、今更「危うい」と言われても、トップの真意たる『日本国防軍を創設せよ』の意図程度は、取材前から周知していると了解し、著者自身も自衛官に市民としても権利を放棄してでも“武士”を貫けとの志向を持った上での批判精神なき広報としてシリーズを書き続け、逆に読者側が著者の書けない苦労を慮りつつ読んできたのにもかかわらず、本書での手のひらを返したような現場の兵士、システムのダメぶりを再録されても読者はポカ〜ンとするか白ける以外なかろう。
かと言って軍反対派を利するような事柄が書かれているでもなく、ゴシップ誌程度の情報でしかない。
新書で安価であるからと言って、著者のスタンスをブレさせ明確でなくして良いわけではなく、再録で読んだ事のある内容でもあり、点数は辛目とした。




