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兵士を追え (小学館文庫)

兵士を追え (小学館文庫)
By 杉山 隆男

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  • 発売日: 2007-11-06
  • 版型: 文庫
  • 704 ページ

エディターレビュー

内容紹介
海自最高機密の塊・潜水艦に長期同乗取材!

急増する領海侵犯に目を光らせる、海上自衛隊の潜水艦および哨戒機部隊。一隻四百五十億円を越す“最高機密の塊”潜水艦に長期同乗取材を敢行。陽の光も届かない深海で、「兵士」は何を思うのか―。シリーズ第三弾!

内容(「BOOK」データベースより)
深海に身を沈め、敵艦の音を探る潜水艦。空から海の守りにつく哨戒機―。自衛隊で働く隊員たちの姿をみつめ、声を拾い集める「兵士」シリーズ第三弾は、急増する領海侵犯に日夜眼を光らせる、海上自衛隊の潜水艦および哨戒機部隊に鋭く迫る。一隻四百五十億円を越す“最高機密の塊”に乗り込んでの密着取材。逃げ場のない鉄の檻の中で、海の防人たちは何を思うのか。さらに、哨戒機P3Cへの同乗取材も敢行!ソナーマン、センサーマン、武器員、戦術航海士…。海自の「兵士」、孤高の職人たちの姿を追う。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
杉山 隆男
1952年東京生まれ。一橋大学社会学部卒業。読売新聞社記者を経て著作活動に入る。86年に『メディアの興亡』で大宅壮一ノンフィクション賞を、96年に『兵士に聞け』で新潮学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

自衛官の日常を追う3
自衛官を追ったルポ
今回は潜水艦乗りとそれを追いつめる哨戒機P3Cの乗員にスポットを当てている。
普段我々が知ることのない自衛官達の生の姿、特に機密性が高いとされる潜水艦と哨戒機を操る隊員達の生活、考えていることが分かって非常に面白い。

が反面、あまりにも淡々と生活と言うか仕事が行われているので、戦争映画での緊張感の高い潜水艦内シーンや哨戒機との戦いをイメージするとちょっと拍子抜けとなる。

まあ、「本物」が持つリアリティーと言うのは得てしてこんなものかも知れないが・・・

とにかくボリュームのある(厚い)本です。

シーレーンを守る潜水艦と哨戒機の人間味溢れる内幕4
 杉山隆男氏による兵士シリーズの第3作は、海上自衛隊の潜水艦及び哨戒機P-3Cの乗組員に的を絞り、各々の生き様を追ったルポタージュである。取材する本人は自衛隊マニアでもなんでもなく、単純にそこで働く人間に興味があるというスタンスなので、内容は一人一人にインタビューをしながら同行取材をした結果である。従って、読むための軍事知識も必要ないし、思想に左翼も右翼もない、ただ自衛隊で働く普通の日本人を淡々と描き、正しく敬意を払うべき内容に仕上がっている。

 この本では、潜水艦の艦長・副長、哨戒機の操縦士・機長も兼ねうるTACCO(戦術航空士)、その他一般隊員がどのような仕事をしているのかを小説のように書いている。さらに、それぞれ隊員の生まれや入隊の動機、趣味、恋人・伴侶との出会いや別れなどを聞き取って綴った内容は、自衛隊が普通の生身の日本人で構成されていることを見せてくれる。

 戦地での華々しい活躍も、取材する側の苦労も必要以上には入っていない。自衛隊のあり方と時代に流されて変わりゆく自衛隊への少々の問題提起がある程度だ。単純にそこにいる人間を描写する姿勢に好感が持てる。