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シリーズ日本国憲法・検証 1945‐2000資料と論点〈第1巻〉憲法制定史―憲法は押しつけられたか (小学館文庫)

シリーズ日本国憲法・検証 1945‐2000資料と論点〈第1巻〉憲法制定史―憲法は押しつけられたか (小学館文庫)
By 竹前 栄治, 岡部 史信

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  • 発売日: 2000-05
  • 版型: 文庫
  • 382 ページ

エディターレビュー

出版社 / 著者からの内容紹介
二〇〇〇年、日本国憲法を論議するための調査会が国会に設置された。護憲か、改憲か。日本の進路を考え直す絶好の機会に遭遇しつつある。いまや戦争や占領を知らぬ世代が過半数を占める。本シリーズは、議論のための前提、日本国憲法の法的、歴史的な基礎知識の普及を目標としている。
(監修者・竹前栄治)

内容(「BOOK」データベースより)
2000年、日本国憲法を論議するための調査会が国会に設置された。護憲か、改憲か。日本の進路を考え直す絶好の機会に遭遇しつつある。いまや戦争や占領を知らぬ世代が過半数を占める。本シリーズは、議論のための前提、日本国憲法の法的、歴史的な基礎知識の普及を目標としている。

出版社からのコメント
「憲法論議元年」更なる万論を期してシリーズ刊行開始!


カスタマーレビュー

史料が豊富。でも、読みやすい本文はむしろ初心者向け4
現行憲法の成立過程については、昔、文庫本を2冊読んでいる。いずれも最大の問題の「第9条」の発案者を断定できないが、政府案があまりに消極的で、GHQ案が策定され、受諾せざるを得なかったことは認めるが、野党や民間から発せられた多くの「改憲案」の進歩性に比べれば決して突出した内容ではなく、また現在の殆ど機能停止した国会とは全く違う議会の審議過程を知れば、単純な「押し付け」論は成り立たないという「着地点」に至っていたと記憶する。
本書もまた、同じような結論に至る。そういう中で本書の特長は史料の引用の豊富さにあると思う。その分、制定過程の記述は内容的に薄くなっていることは否めないが、読書の苦手な方にも(史料は読み飛ばせる)読みやすいはず。超ビギナー向けとしては、なかなかの出来だと思う。
ただ、愚生には(歴史学の専門家ではない)2つの疑問がわく。
ひとつは、文庫のオリジナル企画(書き下ろし)で全7巻の力作でありながら、このシリーズの存在自体が見えにくい。はっきり言えば、書店の棚に並んでいるのを見た記憶が無い。これだけ「改憲論議」が盛んになり、それを受けての作品なのに。
これは、2巻め以降を未読の私の邪推だが、本シリーズの「結果」が出版社、ないし、その主力雑誌の主張と相容れないせいかという勘繰りを払拭することが出来ない。
2点目は、管見の限りこうした「憲法成立史」は「敗戦後」のこととして書かれる。だが、敗戦時に日本が受諾した「ポツダム宣言」、特にその第7項、第9項を読めば連合国がこの宣言の段階で「日本の占領終了時」=「再独立時」に日本を完全な非武装国家とするとの意志が明確に宣言されている。たまたま今日、問題の「戦争放棄」案が東京裁判の被告である白鳥敏夫によるとの報道あり。
ポツダム宣言を受諾した以上軍隊の解散が避けられぬとすれば「9条」に至る道は非常に明快になるのだが、如何だろうか?