銃口〈下〉 (小学館文庫)
|
| 価格: | ¥ 650 1500円以上は送料無料 詳細 |
発送可能時期: 在庫あり。
販売、発送は Amazon.co.jp
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #113715 / 本
- 発売日: 1997-12
- 版型: 文庫
- 443 ページ
エディターレビュー
出版社 / 著者からの内容紹介
昭和16年、思いもよらぬ治安維持法違反の容疑で竜太は、7か月の独房生活を送る。絶望の淵から立ち直った竜太に、芳子との結婚の直前、召集の赤紙が届く。入隊、そして20年8月15日、満州から朝鮮への敗走中、民兵から銃口をつきつけられる。思わぬ人物に助けられやっとの思いで祖国の土を踏む。再会した竜太と芳子の幸せな戦後に、あの黒い影が消えるのはいつ……過酷な運命に翻弄されながらも人間らしく生き抜く竜太のドラマ。
内容(「BOOK」データベースより)
昭和16年、竜太は想いもよらぬ治安維持法違反の容疑で勾留、7か月の独房生活の後、釈放された。坂部も同じ容疑で捕えられ釈放されたもののすでに逝くなっていたことを知り慟哭。芳子や家族に支えられ、ようやく立ち直った矢先に、召集の赤紙が届く。それは芳子との結婚式の直前だった。軍隊生活、そして20年8月15日。満州から朝鮮への敗走中、民兵から銃口を突きつけられる。そこへ思いがけない人物が現れて助けられ、やっとの思いで祖国の土を踏む。再会した竜太と芳子にあの黒い影が消える日はいつ来るのか―。
内容(「MARC」データベースより)
三浦文学の最新長編「銃口」下巻。思いもよらぬ治安維持法違反の容疑で拘留、芳子との結婚直前で召集、満州へ。そして敗戦。苛酷な運命に翻弄されながらも人間らしく生き抜く竜太をめぐるドラマ。昭和という激動の時代を描く。*
カスタマーレビュー
これぞ三浦文学
上巻に比べて一気に読ませる。波瀾に満ちた竜太の戦中・戦後。充分にドラマチックであるが、最後のほうをもう少し枚数を使って書いてほしかった。作品を通じて、人と人との出会いの不思議さに驚き、そして自分が誠実であれば、尊敬できる師、友とめぐり合うチャンスも増えてますます自分を高められることを感じた。
人間や人生に対して希望の光を見出すことができるであろう。
上巻冒頭では、小学校3年生だった竜太の作文内容が時局情勢、体制思想にふさわしくないということで担任教師から叱責を受けることから始まったが、下巻冒頭は、教師になった竜太の指導する作文内容が治安維持法に抵触するという理由で7ヶ月の留置場拘留、望まぬ退職を迫られる(数十名の教師が同じ様な処遇に遭った北海道綴り方連盟事件)ところから始まる。国民すべての思想が統制された時代、子どもの情感を正直に記すことを尊重することは体制を覆す芽になると危険視され、この事件は竜太のその後の人生に大きな影を落とすことになる。幼馴染の芳子との結婚まで2ヶ月というところで、竜太に召集命令が下る。
竜太が満州で出会った人々、指導員であった優しい近堂一等兵、思想犯と疑われた竜太に信頼を寄せてくれた正本中隊長、満州からの復員の途を共にした山田曹長、日本で竜太の父親に世話になったその恩返しにと竜太達が日本に帰れるよう尽力してくれた金俊明等、まことに魅力的。戦争中のこと、戦争の残虐さや人々の悪の部分が際立ちやすい背景の中で、人の善や良心を描くことに成功した三浦綾子の文学には脱帽する。読者はおそらく、人間や人生に対して希望の光を見出すことができるであろう。
使い回し
既作品に書かれているエピソードが使われており、読んでいて冷めてしまいました。
それは三浦作品の集大成だと考えれば良いのでしょうが、私にすれば晩節を汚してしまったように感じます。
大病を押してまで仕上げた作品だけに残念です。





