逆説の日本史〈4〉中世鳴動編―ケガレ思想と差別の謎 (小学館文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #9542 / 本
- 発売日: 1998-12
- 版型: 文庫
- 438 ページ
エディターレビュー
出版社 / 著者からの内容紹介
日本人の「平和意識」には、ケガレ思想に基づく偏見があり、特に軍隊というものに対する見方が極めて厳しく、「軍隊無用論」のような、世界の常識では有り得ない空理空論をもてあそぶ傾向が強い。また、差別意識を生むケガレ忌避思想を解明し、その精神性の本質に迫る。第一章/『古今和歌集』と六歌仙編・"怨霊化"を危険視された政争の敗者、第二章/良房と天皇家編平安中期の政治をめぐる血の抗争 ほか全七章。解説・川村亨夫。
内容(「BOOK」データベースより)
日本人の「平和意識」には、ケガレ思想に基づく偏見があり、特に軍隊というものに対する見方が極めて厳しく、「軍隊無用論」のような世界の常識では有り得ない空理空論をもてあそぶ傾向が強い。また、なぜ世界でも稀な「部落差別」が生れたのか。差別意識を生むケガレ忌避思想を解明し、その精神性の本質に迫る。
内容(「MARC」データベースより)
なぜ日本に「部落差別」は生まれたのか。ニッポンの差別を生むケガレ忌避信仰を解明し、「武士」誕生の謎に迫る。シリーズ第4弾。中世編に突入。「ニッポンの差別」を生み出した元凶を暴く。
カスタマーレビュー
生きた日本史
「逆説の日本史」シリーズ第4巻。この本では、藤原氏の摂関政治の盛衰と武士の出現が中心の話題となっています。
怨霊信仰、言霊信仰をツールにして、日本史の何故?に活き活きと回答を与えていく同シリーズですが、ここでは新たに「ケガレ」の思想にも考察が及びます。
単なる情報としての歴史ではなく、現在の我々の在り方・考え方を規定している生きた歴史を提示し、「自衛隊の違憲問題」などの今日的問題を、歴史の中で位置付けていく筆者の努力に敬服します。日本史はつまらない、と思っている人にお勧めのシリーズです。
日本人(ヤマト民族)の本質がよく分かりました。
シリーズ第4巻。ここでは、六歌仙の謎から始まり、藤原氏の台頭、武士の発生までが網羅。六歌仙の大伴黒主の正体は、ちと?でしたが、藤原氏の台頭、源氏物語の謎など、とても読み応えがあります。ただ、作者は、藤原氏が何故天皇家を倒して、自分たちが国王にならないかについて、本の中では、「その解答は源氏物語にある」、とかいう運びにしながら、結局教えてくれていないのが、不満です。もっとも、このシリーズ愛読者たる僕は、なんとなく理解してますが。また、武士の起こりについて、新たなキーワード、「穢れ」が出てきますが、この章の日本人論は、極めて明快に描かれており、護憲論者の本質等、目からウロコものです。それにしても、われらヤマト民族は、本当に怨霊と穢れに左右されている(!現在形です)民族だなあ、といたく感心しました。
長年の疑問が解決
いわゆる同和問題というものを知ったのは私が20歳を過ぎてからでした。私は同和地区というのを見たこともないし、同和出身者に会ったこともない(かりに会ったとしても意識したことがない)。今のように平和な日本になぜそのような差別問題が存在するのか不思議で仕方なかった。しかも日本は民主主義国家であるし、誰でも平等に少なくとも9年間は教育を受ける権利があるにもかかわらずである。メディアで「同和出身者に対する差別を無くしましょう」と言われてもそもそも同和問題の意味が解らない。辞書を調べても明解な答えは得られないし、多くの人に尋ねてもはっきりしない。朝鮮人差別問題と混同してる人も多い。そんな長年の疑問を解決してくれたのがこの本でした。なぜ世界でも稀な「部落差別」が生れたか?この謎を解いてくれたことがこの本を読んだことの最大の収穫で、20年来胸に支えていたものがとれて溜飲が下がる思いでした。





