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逆説の日本史〈12〉近世暁光―天下泰平と家康の謎

逆説の日本史〈12〉近世暁光―天下泰平と家康の謎
By 井沢 元彦

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  • Amazon.co.jp ランキング: #150483 / 本
  • 発売日: 2005-04
  • 版型: 単行本
  • 347 ページ

エディターレビュー

出版社 / 著者からの内容紹介
好評の歴史ノンフィクションシリーズ12弾
シリーズ280万部突破の歴史ノンフィクション最新刊。今回は、豊臣政権の崩壊から、徳川家康が「天下泰平」を構築していくまでを取り上げる。常に世論を大切にしていた家康は、自分に対する信頼感を保つためにはいろいろな戦略を駆使した。その最大のものは「常に安定した組織の上に乗る」ことだった。いま改めて、家康がもっていた多面性に光を当て直してみると、今まで見落とされていた面に学ぶべきところがいくつもあるとして、井沢氏は、新しいリベラルな徳川家康像を提示し、その偉大さ、天才性がどこにあったのかについて考察する。また、「『ケガレと部落差別』を理解しないと日本社会の歴史は分からない」とし、現代日本人がクリアしなければならない「課題」も提示する。

内容(「BOOK」データベースより)
家康は関ヶ原の戦いに勝つことによって、事実上天下を制した。しかし、その勝利はそれより約50日ほど前に行われた軍議の席上で、つまり「会議で勝つ」ことが決まっていたのである。家康はこの会議に賭けていた。「謀略の天才」は如何にして長期政権を構築したのか?

内容(「MARC」データベースより)
関ヶ原の戦いから、徳川家康が「天下泰平」を構築していくまでを取り上げる。「謀略の天才」はいかにして長期政権を構築したのか? 『週刊ポスト』連載の単行本化第12弾。


カスタマーレビュー

毎年楽しみな1冊4
 『逆説の日本史』シリーズは、93年の刊行以来今年で12巻目を数え、いよいよ世界史的には独得の時代といえる「近世」に突入した。
 このシリーズは全て通読しているけれども、私が抱懐していた日本史上の「謎」にも、「なるほど」と思わせる推理や解釈を開陳してくれている。
 例えばこの度では、「水戸学」は幕末における倒幕派の有力な論拠となったのであるが、何故、親藩である水戸藩が「大日本史」の編纂を行ったのか、あるいは何故、将軍後嗣に慶喜を除き宮(摂)家の血筋を引く者がいなかったのか、などなどの素朴な疑問に関して一定の解答を与えてくれている。
 著者・井沢元彦氏の歴史観の特色と着眼は、第1巻の序論で3点述べられており敷衍しないが、何と言っても「その時代の目線(思考)」で出来事を解き明かしてきている、ということだろう。そして最大のポイントは、ある特定の時代を‘輪切り’にして評するのではなく、日本人の意識や時間の「連続性」の中で、「逆説」ではない日本「正史」を論じてきていることだ。
 このスタンスは、従来の恣意的イデオロギー的な歴史解釈や、「連続性」を無視した「たこつぼ型」解説に対し強烈なアンチテーゼを示しているとともに、必然的に日本という国の「国柄」をも浮き彫りにさせている。
 さらに来年以降の発刊が楽しみなシリーズである。
 なお、最後に蛇足だが、本書P101の「関ヶ原本戦図」の凡例表示に誤りがあるので指摘しておきたい。

シリーズ12作目 江戸時代に突入5
 週刊ポスト連載の「逆説の日本史」

 今回は関が原を含めた豊臣家滅亡の過程から江戸幕府成立までを著している。

 家康の先をよむ戦略には本当に歓心させられる。黒船の来航まで、磐石の幕藩体制を築いた基礎である家康の先をよむ目、それに井沢氏独特の歴史考察眼は、読むものをあきさせず、あっという間に井沢ワールドへ引き込まれていきます。

 江戸幕府御三家の水戸藩の役割に対する井沢氏の仮説には、家康ならやりかねないと、うなってしまいます。

 シリーズ13作目も楽しみですね。司馬歴史観、そんなものとの比較してみるのもの本書を楽しむ一つの要素ではないでしょうか。

 おすすめです。

面白い本です4
挑発的な物言いから、トンデモ本ともとられかねない危うさを持ってはいますが、実は歴史の新潮流を一般向けに叙述した本という言い方もできると思います。歴史の新しい見方を広く提示した功績はもっと認められていいと思うのですが。