封印された「倭」の謎 (逆説の日本史)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #270538 / 本
- 発売日: 1993-09
- 版型: ハードカバー
- 389 ページ
エディターレビュー
出版社 / 著者からの内容紹介
目次
序論 日本の歴史学の三大欠陥
1 信長と安土
織田信長が挑んだ「天皇の大権」/歴史に記録されぬ
あたり前のこと」/「中日ドラゴンズの論理」の落と
し穴
2 アカデミズムと丸山ワクチン
丸山ワクチン問題にひそむ「言霊の作用」
3 「素人」が大それたことをする理由
日本史の呪術的側面の無視ないし軽視/福沢諭吉が歪め
た日本人の歴史観 ほか
第一章 古代日本列島人編-日本はどうして「倭」と呼ばれたのか
「倭」という国号にまつわる四種の説/古代日本列島
人は集落を「環」と呼んでいた/聖徳太子は「仏教」
よりも「和」を重視した ほか
第二章 大国主命論-「わ」の精神で解く出雲神話の〝真実〟
なぜ「大和」を「やまと」と発音するのか/軽視され
続ける日本の「神話」研究/エホバの神とアマテラス
の相違点/「わ」の発生原因はタタリに対する恐怖/
十七条憲法と日本の三大建築物の「大きさ」 ほか
第三章 卑弥呼編-女王殺害と紀元二四八年の重大事件
「邪馬台国」に対するもうひとつのアプローチ/紀元
二四八年九月五日に起こった女王殺害/古典文学が解
明した紀元二五八年の重大事件 ほか
第四章 神功皇后編-邪馬台国東遷説を裏付ける宇佐神宮の拝礼方法
なぜ「三韓征伐」という「嘘」が作られたのか/三韓征
伐の主人公を〝皇后〟にした編纂者の真意/「記紀」に
隠された夫・仲哀天皇死亡の真相 ほか
第五章 天皇陵と朝鮮半島編-日本人のルーツと天皇家の起源
宮内庁が拒否し続ける「天皇陵」の調査研究/宮内庁指
定「陵墓参考地」の大矛盾/朝鮮半島は天皇家にとって
の「ノルマンディ」か/法的根拠なき「天皇陵」の管理
費用/儒教的偏見に毒された韓国の「差別問題」 ほか
あとがき
年表
内容(「BOOK」データベースより)
「倭」から「和」への転換、これは一体どうして行なわれたのだろうか。つまり「ワ」とは「輪」であり「環」なのだ。倭とは実は「環」であり、古代日本人は、集落のことを「環」と呼んでいた。「わ」の精神と怨霊信仰で読み解く古代史最大の謎。
内容(「MARC」データベースより)
大和朝廷は邪馬台国の発展したものなのか? 天皇家のルーツは朝鮮半島なのか? 日本人の基本原理である「わ」の精神を解明し、大胆な推理で日本史の常識を覆す、週刊ポスト連載中の話題の歴史ノンフィクション。*
カスタマーレビュー
歴史が面白くなった
この本を読むまでは歴史が嫌いでした。
この本を最初我慢して読んでいたらどんどん引き込まれるようになって、「日本史」が面白くなりました。聖徳太子や卑弥呼の名前くらいは知っていたものの、歴代の天皇の名前(おくりな)もほとんど知りませんでした。
また、旅行の仕方や行きたい先が変わったのもこの本のお陰。神社仏閣に行くのがいやだった私が進んでいくようにもなりました。特に伊勢神宮や出雲大社など何度でも行きたいですよ。
とにかく皆さんに薦めたい本です。
その後の(あるいは今の)日本の風習についても「なるほど」がなんと多いことか。部落問題なんてはじめて解ったし、
時代によっては「君の名は?」がプロポーズだったなんて知らなかったもの...
「逆説シリーズ」の骨格を確立した本
"怨霊史観"をベースに、歴史の通説の盲点を鋭く突く「逆説シリーズ」の初作。本書は、古代をテーマに「倭」国の名の謎から神功皇后までを対象にしている。
本書は「逆説シリーズ」の骨格を確立したという点で意義があるが、如何せんこの時代には定説そのものが存在しないので、「逆説」もまた存在し得ない。「倭」-「環」-「和」-「大和」の国名論は、その可能性もあるという程度であり、逆説でもない。「出雲=死国」説も言い古された論で新規性を感じない。むしろ、序論にあった信長論、「中日ドラゴンズの理論」の方に「逆説」性があり、面白く感じられると共に、シリーズの今後に期待感を持たせる。
また、「天の岩戸」伝説が皆既日食の反映とする説は、本書中にもあるように既存の説であり、これ自身は目新しくなく、素人でも類推できるものである。これを卑弥呼の死(殺害)と結び付け、「アマテラス=卑弥呼」説を補強している点がオリジナルか。
神功皇后と武内宿禰は謎の人物であり、本論の真相も「藪の中」である。ただし、結果として出て来る「邪馬台国東遷説」は多くの人が唱えているものであり、個人的にも本説に賛成である。ただし、前述したように、この辺は既存の説の整理と言った感が強く、「逆説」性は感じられない。ただし、道鏡の即位問題で、何故御神託を「伊勢神宮」ではなく「宇佐八幡」に求めたかと言う点に着目した点は流石と言える。こうした素朴な疑問を基に、オリジナルな説(この場合は邪馬台国の位置論)を披露する所が本シリーズの魅力であろう。
最後の韓国に対する批判は首骨できる部分も多いが、本シリーズの趣旨から外れているような気がした。全体として、定説がない時代に対する「逆説」を述べる事の難しさを感じさせると共に、今後の斬新な展開に期待感を持たせる快著。
本シリーズは順番に読んだ方が良いです
本書最大の特徴は、“なぜ歴史学者でもない素人が日本史通説を書こうなどと思ったのか”という、誰もが思うであろう疑問への答えともいえる序論です。70ページにも及ぶこの章を使って、著者はその意図と、具体的な“テクニック”を紹介しています。
それは「日本史の呪術的側面の無視ないし軽視」「滑稽ともいうべき史料至上主義」「権威主義」の束縛から逃れた史観です。
呪術的側面については同じ著者の『言霊』などでも解明されています。逆に言えばポイントとしてはそれだけとも言え、そのものさしをあてはめながら日本史を解体して行くのがこのシリーズであるといえるでしょう。





