月館の殺人 (下)
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商品の詳細
- 発売日: 2006-07-28
- 版型: コミック
- 328 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
まだ見ぬ祖父に会うため、生まれて初めて鉄道に乗車する沖縄の女子高生・雁ヶ谷空海。雪の北海道を行く特別急行〈幻夜〉で、彼女を待ち受ける運命とは…? 未曾有のタッグで贈る、至極の鉄道ミステリ。
漫画界屈指のヒットメーカー=佐々木倫子&本格ミステリの旗手=綾辻行人。2人がガッチリ組んだ、珠玉の鉄道ミステリコミック。そのトリックと人間ドラマが鮮やかに収束する“解決編”収録の「下巻」が、遂に刊行。
カスタマーレビュー
絶妙なコラボ
もともと佐々木倫子・綾辻行人とも好きなのですが、
全く違う持ち味なのでその両者が組むなんてどうなるの?と思っていたんだけど、
上巻も今回の下巻も大満足でした。
シリアスで暗い話なのかと思ったら、意外にもコミカルで佐々木倫子っぽいです。
下巻は一気に綾辻作品らしい本格ミステリの雰囲気になりました。
驚きの連続で、この話収拾つくのかな?と心配になったけど
しっかり解決しています。
上巻のなにげないシーンやセリフにも、いろいろヒントが
ちりばめられていたことがわかり、もう一度上巻も読みました。
佐々木倫子・綾辻行人の両方の味がうまく生かされていて完成度が高いマンガだと思います。
推理小説好きな人にぜひ読んで欲しいです。
本格推理漫画です
本格推理漫画です。
きちんと読んだ方は必ず解決にたどり着くという
ちゃんとした本格です。
漫画という読みやすさもあり、とても楽しめました。
最初は人物設定などに不自然なものを感じたのですが
だんだん感じられなくなっていくあたりが
すばらしいです。
つらい現実を忘れたいときなどに、お勧めです。
きっと楽しいひと時が待っていると思います。
さりげない完成度の高さ
あくまでフェアな本格ミステリであり、良い意味で、全ての答えを登場人物たちより先に解明してしまうことが可能である(「こいつが怪しい」「たぶんこうではないか」程度ではなく)。綾辻行人の原案の、完成度の高さ。それプラス、佐々木倫子が“遊ぶ”テツネタが、巧みに、基本的にはミスディレクションでありながらなおかつ作品世界のロジックを説明している。
いわゆる綾辻行人らしさは、一見、折り返し地点でのどんでん返しと、終盤における非合理の合理的解決くらいにしか見出されない。しかし、ややライトな描き方ながら、パズル的に二転、三転する動機の問題も、そして何より、プロットの緻密さも、本当はやはりさすがの綾辻ワールドなのである。読みこめば読みこむほど、これほど破綻なく、周到に伏線の張り巡らされた作品は、なかなかないことが分かる。様々な細部にわたり、「なぜここはこうなっているのだろう?」と考えると、多くの設定が、実はストーリーがかく展開することになった理由に該当したりするのである。
「意外な犯人」、「意外な真相」が、如何に本当に「意外」であるのかを感じとるためにも、パズルを論理的に詰めて解き明かしてしまおうという姿勢で、通常のマンガよりもじっくりと読むようにすることをお勧めする。大したことない、と思った人は、「答え」が早く知りたくて、どこかを読み飛ばしてしまっているのである。





