ブラック・ラグーン 9 (サンデーGXコミックス)
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商品の詳細
- 発売日: 2009-10-19
- 発売日: 2009-10-19
- 版型: コミック
- 256 ページ
カスタマーレビュー
ロベルタと若様について
この巻におけるロベルタとガルシア若様についていろいろと言われていますが、私の意見を書きます。
まず、狂乱状態にあったロベルタが若様のキス一つで元に戻るかという事ですが、私はこの展開に心から納得できました。それは彼女が一途過ぎるくらいに一途な女性だからです。一途過ぎるからこそ、かつては信じた「革命の正義」のために殺戮を繰り返した。一途過ぎるからこそ、恩人であるディエゴや愛するガルシア若様を殺したり危害を加えたりする者にはあそこまで残酷になるんだと思います。それは「私の首輪に綱を付けるのは、この世にただの一人だけ。ガルシア・フェルナンド・ラブレス」の言葉、そして惨殺現場を若様に見られてあれほど取り乱した様子から伺えます。 そんな一途な彼女だからこそ、彼女の大好きな若様の愛に満ちた言葉とキスが、他のどんな説得よりも彼女の心を救えたという展開に私は疑問を感じるどころか、これしかあり得なかったと断言できます。
次に、若様がいつからロベルタに恋愛感情を抱いたのか(いつ、彼女への気持ちを自覚したのか)という事ですが、これも作品中ではっきりわかると思います。それは若様が危険を犯してロベルタを追い、そこでロベルタがカマラサを誘惑し、その後、彼を惨殺したのを目撃してショックを受けて倒れこんだ…あの出来事がきっかけです。ロベルタのためにあのような危険な場所に自ら1人で乗り込んでいく行動からも、1巻での酒場で戦うロベルタの姿を見て震えていた時に比べて、若様の中でロベルタの存在がずっと大きなものになっていた事がわかりますが、さらに彼はその後のあまりに衝撃的で凄惨な状況を目の当たりにした…
普通ならあれで彼女への気持ちが全く失われてしまってもおかしくないでしょう。でも、あれを見てもなお彼の心の中にはロベルタを連れ戻して彼女を救いたい、彼女と一緒にいたい…という気持ちがあった…その事を認識した彼は「ロベルタが自分にとってどんな存在なのか」ということを改めて考え、それまでは「大事な家族」すなわち「優しくて頼りになる姉・母親的な存在」としてとらえていた彼女の事を「そばにいて支えてあげたい最愛の女性」と明確に意識するにいたったのだと思います。そして、若様がロベルタを救い、彼女を支えられる存在になるためには、その意識の変化は絶対不可欠だった…そう思います。
後、2人は今後、贖罪の道を歩んでいくと思います。ラストで2人が迎えているのは、きっと、あのロベルタが殺した日本人の家族でしょう。2人にこれからどんな苦難が待っているかは容易に想像がつきます。まさに張さんの言うように「茨の道」です。若様は愛する女性のために彼女の罪を共に背負い、共に苦しむ事を選んだのです。そう思えば彼がロベルタに告げた「君の背負っているものを僕も背負うよ」の言葉がどれほどの重みを持つものか…私は胸が熱くなりました…
このように考える私としては、ロベルタの行為の善悪の問題は別として今回の2人のストーリーは心から納得できる、素敵なストーリーだと思います。
リクツとキモチを分けて読んだ方がいいのかも
まずは、この長い一篇をきっちりおさめたこと、絵に出るキャラの表情がより冴えてきたこと、に拍手を送りたいと思います。
あとは、良し悪しというより、読み手の好みの問題になってしまうのではないかという気もしますね。
善か悪かどちらかの視点で読もうすると(大抵の人は自分も含め、そうだろうとは思うのですが)結構ぐちゃぐちゃになる可能性があります。
どのキャラに感情移入していたか、するか、できるかで、後味がかなり変わってきます。
とはいえ、ストーリーが一貫性を失わずに最後まで突き進んでいるので、前巻までの流れと台詞(特にロックの)をしっかり頭に入れて読めば秀作といって間違いない出来です。
このまま行くと、どんどんキャラの感情の相対化が進みそうですが、その点での鍵はやはりレヴィかと。
今回は比較的地味でしたが、彼女の立ち位置が最初から全然変わってない気がして好感が持てました。
その分どうしてもファビオラが薄っぺらくみえる感は否めませんでしたが、まあ子供ってことで、それも可愛いかな…と、個人的にはキモチをおさめました(苦笑)
やっと本性が出てきたエダ姐さんもすごく気になるし、張は思ったよりフツーでしたが、ここで終わりにしないで、次からも沢山描いてくれるよう期待してます。
私的に。
強く、美しく、そして可愛い!?ロベルタさんがついに双子の魅力を超えました。表紙最高デス。
さて、3巻半にも渡り続いた(そんなに続いてたんだぁ)緊張感張り詰めたロベルタさんの復讐劇もようやく完結です。もはや本当の意味での幸せを手に入れることは叶わなくなってしまったガルシア君とロベルタさん。それでも、二人手を取り合って先に進んでいければそれもまた幸せ。ファビオラもいるから三人かな。
この巻でようやくロックの立ち位置も固まってきたかな?後戻りは出来ない道に進んでしまいましたね。
そして巻末漫画。本編のシリアス差から全くかけ離れていますね、相変わらず。緊張感が抜けないまま読んでも大爆笑間違いなしです?
あと何気にロットンがいい。もう少し出番増えないかな。


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