砂時計 (8) (Betsucomiフラワーコミックス)
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商品の詳細
- 発売日: 2005-12-20
- 版型: コミック
- 180 ページ
エディターレビュー
出版社 / 著者からの内容紹介
植草杏、12歳。両親の離婚を機に母親の実家・島根に越してきた。田舎独特の雰囲気をなれなれしくプライバシーが無いと感じた杏。だが、近所に住む大悟と知り合い、徐々に自分の居場所を見つけていき…?
未練を残しながらも大悟(だいご)と決別し、一人で前に進み始めた杏(あん)。そんな時に出会った男と婚約するが、結局破談に。それをきっかけに、今まで張り詰めていた心の糸が切れてしまう。傷ついた心を抱え、思い出の砂時計を目指して旅に出た杏だが…。現在、過去、未来をつなぐ杏の恋物語、クライマックス!!
カスタマーレビュー
作者の優しさを感じた
8巻には「26歳冬・祈り」「砂時計・最終章」の2つの物語が収められており、「砂時計」の本編はこの巻で結末を迎えます。
「26歳冬・祈り」は、作者の言葉を借りれば「私の中では最終回みたいな認識」の話で、たいへんに力の入った作品です。とても重い話ですが、主人公の水瀬杏が自分の母親について悟ったこと、そして物語の最後にとった行動には心打たれ、何度も考えさせられました。私個人としては、どちらも尊いと思いますし、杏がその後の人生を生きていくうえでの基盤になるのではないかと考えたりします。
「砂時計・最終章」は最終章とはいえ、「26歳冬・祈り」の後日談といった印象の話です。そしておそらく、この話の内容には賛否両論があるのではないかと思います。読んでみれば分かると思いますが、多少強引な展開なので不満を感じる人がいるのも無理はないのかもしれません。でも、私はこの結末でよかったと思いました。
私は「26歳冬・祈り」を読み終ったあと、杏のその後の人生、彼女の幸福について考えさせられました。そしていろんな想像をしたのですが、こうだったらいいのにと考えていた結末の1つが実際に「砂時計・最終章」のなかにあった、それが物語性の云々以前に素直に嬉しかったのです。それに、「26歳冬・祈り」の最後の行動なしには、杏はあのような結末を迎えられなかっただろうとも思います。
作品全体を俯瞰して、私は作者の登場人物に対する掘り下げの努力に深い敬意を表したいと思います。読み進むほどに登場人物の魅力が増し、心打たれる度合いの高まる作品でした。そして「砂時計・最終章」のような結末を用意してくれた優しさも嬉しかったです。
私のマイベスト
杏と大悟の12歳からの物語もいよいよ最終章です。
大悟と20歳の時に故郷島根の琴ヶ浜で大悟と別れてから気丈に頑張ってきた杏が新たに「大悟でなくても」と思える人と幸せを掴む直前にまたもや辛い別れをしてしまいます。そんな疲れきった杏はひとり島根に向います。
そこで杏を救ってくれたのは偶然にも大悟でした。
杏と大悟がどうなったのかは是非本を読んでほしいですが、涙なくしては見れません。
私は杏が大好きです。あんなにも純粋に1人の人を思い続ける姿を見ていると殺伐としていた日常で忘れかけていた大事な何かがあるんじゃないかって思います。心が疲れた時荒れた時、是非この本を読んで下さい。
「砂時計」本編、涙と感動のラスト!
「砂時計」に乗せて紡がれる「過去・現在・未来」を繋ぐ切ない恋物語、第8巻。
「26歳冬・祈り」「終章」の2編を収録し、いよいよ本編が感動のラストを迎えます。
「26歳冬・祈り」
前巻収録の「26歳冬・泡沫」からの続きで、杏の身に危険なことが降りかかり…?!
薄れゆく意識の中で杏が想うのは、後に遺された人たちのこと…。
杏が無事発見された時、おばあちゃんが杏に言う台詞は涙なしには読めません!
また、杏を見つけたのは実は大悟だったということにも涙が…。
その後のおばあちゃんと大悟の会話にも泣きが入ってしまいます。
―そして、杏は新しく絵馬を書き直します。
26歳になった杏が捧げる「祈り」とは…?
1巻の「12歳冬・祈り」では「大悟とずっと一緒にいたい」
ことを願った杏でしたが、今回の「祈り」は自分のためにではなく、
ただただ、大悟のためにだけ祈る姿がけなげで凛としていて、感動的でした。
「砂時計・終章」
ネタばれになってしまうので、杏たちのことについては触れません。
ただ「素晴らしいラストだった」とだけ申し上げておきます。
感動の終章はぜひぜひ、みなさまが直接読んで確かめてみてください。
「砂時計」には、全編を通して、印象深い台詞・モノローグが数多くあります。
共感・感動したり、勇気付けられたり、励まされたり、思わず泣きが入ったり…。
ストーリー・キャラクターの魅力はもちろん、これらも大きな魅力です。
ずっと心に残り続ける名作「砂時計」、ぜひ読んでみてください。
「心に効く」とても素敵な物語です。
なお、「本編」はこの巻にて終了となりますが、「番外編」が4話ありますので、
コミックスの発売をみんなで楽しみに待ちましょう。





