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エンブリオ

エンブリオ
By 帚木 蓬生

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  • Amazon.co.jp ランキング: #455991 / 本
  • 発売日: 2002-07
  • 版型: 単行本
  • 483 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
九州の小さな海岸の町。不妊治療に実績をあげるサンビーチ病院で「神の手」と患者たちに慕われる人気産婦人科医の恐るべき企み。生殖医療の底知れぬ闇を浮かび上がらせる書き下ろし1000枚。

内容(「BOOK」データベースより)
九州の小さな海岸の町。贅沢な施設と高度な医療で知られるサンビーチ病院。不妊夫婦に福音をもたらし患者たちに「神の手」と慕われる院長の産婦人科医、岸川卓也のもう一つの顔。男性の妊娠、人工子宮、胎児からの臓器移植…。生殖医療の無法地帯に君臨する医師の狂気の華がひらくとき。生命の尊厳と人間の未来を揺るがす書き下ろし長編小説。

内容(「MARC」データベースより)
受精8週までの胚・「エンブリオ」の命は誰のものなのか。「神の手」と慕われる人気産婦人科医の狂気の華がひらく時―。最先端生殖医学の闇を描き、人間の尊厳を問う長編。


カスタマーレビュー

突っ込みどころはあるけれど3
3時間ほどで一気に読めて面白い!
前半だらだらしている割には後半はテンポアップで、やっとここまで読んでよかったと思いました。それにしても岸川、悪ですね・・・もう、いろんな意味で。

ただね、自分が出産する前に読んでみたかったです。
私はすぐに子供を授かったのでただ嬉しかったのですが、読んでいたらありがたみ倍増でしたね。本当に子供は宝です♪

あくまでもお話ではありますが、出産や胎児について研究を進めると結局この本に書いてあるようなことに行き着くのかな?と思います。将来的にこういうこともありうるのかもと知ることができたのはよかったです。

でも、モナコあたりの描写がうざいので★三つ、ごめんなさい。

著者が見事に脱皮した記念すべき作品5
 少し前から、何の陰謀かは知らないが、とても地味な「閉鎖病棟」が本屋で称賛されている。これは喜ぶべきことなのだが、そこから入った方、なるべく書かれた順に二、三冊読んで、そして「エンブリオ」を読むといい。それまで著者が描いてきた「正義の味方のお医者さん」の話から、何作かの試行錯誤を経て、ようやく「悪いお医者さん」をかっこよく描けた、記念すべき作品だからだ。ただ、この「悪いお医者さん」系、私は続くことを期待していたのだが、やっぱりご本人が「いいお医者さん」だからなのか、あまり医学の話を書かなくなってしまったのが、ちょっと残念。

追記:「インターセックス」という続編が出ました。著者らしい完結編。 

神の手に許されるコトって。4
「神の手」が成し得る最新技術を駆使した不妊治療。
敬意を払われ慕われる存在である医師。

しかし一方で、
表面的な人間関係しか築けない冷酷残忍な影がちらちらと垣間見える。

ヒトが施す医療はどこまでが許されるのか。
延命治療だって神への冒とくであるといえるかもしれないじゃないか。
何がタブーで何が犯罪になるのか。
ヒトが命を操作していいのか?!

スリルがあり、予想外の展開があり、純粋に面白く読める一冊。
そして医療の線引きのムツカシサを感じた一冊。