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楊令伝 2

楊令伝 2
By 北方 謙三

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  • 発売日: 2007-07-26
  • 版型: 単行本
  • 352 ページ

エディターレビュー

内容紹介
大反響『水滸伝』続編、第2巻。女真の地で、苛烈な戦いぶりで名高い幻王の正体は・・・。

内容(「BOOK」データベースより)
耐えよ、わが友。北方、紅塵が舞いて南方、緋流に染まり、替天旗の揚がる、その日まで。

著者について
1947年唐津生まれ。中央大学法学部卒。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞を、85年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を、91年『破軍の星』で柴田錬三郎賞を、2004年『楊家将』で吉川英治文学賞を、06年『水滸伝』全19巻で司馬遼太郎賞を受賞。


カスタマーレビュー

楊令と梁山泊が接触。大地を揺るがす胎動が、始まる!5
 楊令と燕青との会見の場から始まる第二巻。
 幻王と名乗り、正体を隠してきた楊令を燕青と会わせることで、主人公がついに表舞台へ登場する。
 一方で、厳しい戦を続けてきた彼等が、一敗地にまみれ、雌伏を余儀なくさせられている間に、
志について、人の生き方について悩み、そして、さらには宋を倒した後の世のことまで思いをいたす。
 それぞれの登場人物が語る、それぞれの想い。
 北方謙三のリアリズムの真骨頂というべき一冊ではなかろうか。
「だって、3年間ただ恨みをもって生きてきたわけないでしょう。志だって、多少変形するかもしれない。
 戦い続けてきた人間が戦いに敗れて、ふっと振り返った時、疑問やら反省やら、無力感やらにさいなまれて
当たり前じゃないの?」という、著者の声が聞こえるような気がする。

梁山泊が、いよいよ動き出す・・・5
水滸伝ではそれぞれの漢(おとこ)の死に様に泣き、
楊家将〜血涙では武人としての哀れさに涙しました。
この楊令伝も、その続きが読みたくて直ぐに手に取ったのですが、
第二巻を読み進むにつれて、私の思考はものの見事に覆されました。

楊令伝は、宋・遼・金の三つの国をめぐる歴史的な動きの中で、
いかに生きるかを模索する漢(おとこ)達を描く、という水滸伝の流れは汲みつつも、
その中に、さらに替天行道の志に、もう一つの対立軸を作ったことによって、
これまでのシリーズではあまり感じなかった、国家サスペンスの醍醐味も増してきたように思います。

三国の存亡を問う闘争のなかに、自分自身の存在意義をかけて臨む不屈の男達の物語が、
第二巻からいよいよ動き出します

創作小説3
水滸伝の続編となっている楊令伝。

歴史小説というよりは、時代小説という感じで
著者の創作がだいぶ入っています。

金の建国から、南宋の英雄岳飛の登場までも
盛り込まれ、贅沢な構成となっていますが、
それぞれの人間関係は史実と異なり北方ワールドです。

本作しか知らない場合は十分楽しめるのですが、
同時代を描いた他の作品を知ってしまうと
違和感を感じてしまいます。

著者の描く漢たちの生きざまは面白いです。