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幻夜

幻夜
By 東野 圭吾

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  • 発売日: 2004-01
  • 版型: 単行本
  • 524 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
1995年、西宮。父の通夜の翌朝起きた未曾有の大地震。狂騒の中、男と女は出会った。美しく冷徹なヒロインと、彼女の意のままに動く男。女の過去に疑念を持つ刑事。あの『白夜行』の衝撃が蘇る!

内容(「BOOK」データベースより)
あの女のすべてを知りたい。過去も目的も、真実の顔も―。名作「白夜行」から4年半。あの衝撃が、今ここに蘇る。長編エンタテインメント。

内容(「MARC」データベースより)
’95年、西宮。未曾有の大地震の朝、男と女は出会った。美しく冷徹なヒロインと、彼女の意のままに動く男。女の過去に疑念を持つ刑事。彼女は一体誰なのだ…。『週刊プレイボーイ』連載に加筆して単行本化。


カスタマーレビュー

白夜行をまず読んでからね。5
白夜行読後、「悪」には理由ありなんだな・・・と納得そして哀しくなりました。今回はどうなんでしょう。悪ぶりは前回を凌ぎます。成功ぶりも派手になってます。二作がまったく関連のない話としても読めますが、前作を読んだほうが二倍どきどきできるでしょう。

手法をガラット変えた続編だが、やはり傑作!4
手法を全く変えて、その後を描いた「白夜行」の続編。
一見、前作とは関係のない登場人物の話が続くのだが、徐々にシュークリームや「風とともに去りぬ」のエピソードなどで、主人公の正体が明らかになるあたりから、ゾクゾク感が増し、すべてのピースが組み合わさり、前作とのつながりがクリアになるにつれ、東野さんらしい、緻密さを堪能した。

一点、不満としては、彼女が守ろうとしたものが何だったのか?ということが、明らかにされなかったことだろうか?
スカーレットオハラの行動原理は、タラの家と土地を守ることであり、彼女はそのためにありとあらゆるものを犠牲にして痛烈な人生を歩んだ。

本作の美冬が抹消したかった過去については、2作をちゃんと読んでいれば分かるのだが、彼女がスカーレットオハラに憧れ、同じように生きたいと思ったのなら、彼女の恐るべき行動にも、何かスカーレットと同じような、他の何物も優先させてでも守りたい、一つ筋の通った行動原理みたいなものが存在するはずなのだ。

残念ながら、2作を通じても、その行動原理は明らかにはならなかった。ただ、このラストからすると、もう一つ、続編が書かれるに違いない。
そこで、彼女が、一番守りたかったものはなんだったのか? 明らかにされることを期待したい。

PS.「白夜行」「幻夜」を完全に理解するためには、「風とともに去りぬ」のストーリーを知っていることが必要です。これを機会に、是非読んでみましょう。

「白夜行」と続けて読むべき4
美冬=雪穂 ってのは間違いないと思う。
だから、ってわけじゃないけど、この本を読もうと思ってる人は絶対に「白夜行」と続けて読むべき。
そうじゃないと、面白さも半減するような気がする。

でも、なんてのかなぁ。
雪穂に比べて、美冬には何かが欠けてるような気がするんだよね。
何が、って言われたらうまく説明できないんだけども。
やっぱり、何が美冬をあそこまで追い立てるのか、って理由がいまいち伝わってこないからなのかもしれない。
最終的な目的がいったい何なのか?
単に美を追求するだけなのか?
そのためにあそこまで冷徹になれるものなのか?
そのへんの答が出ていないのが、物足りなさのひとつなのかも。

それにしても、雅也は悲惨だ。
それに、あそこまで美冬に従順になってしまう理由もいまいちわからない。
「白夜行」の桐原にはなんとなく感じられたんだけどね。
男ってのは、やっぱり魔性の女にはかなわないんかなぁ…、とか思ったり。
有子と結ばれていれば間違いなく幸せになれてたんだろうなぁ、って思うとホント可哀相だよね。

それにしても、東野圭吾の書く女性像ってみんなすごいような気がするのは私だけなんだろうか。