23分間の奇跡
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #617882 / 本
- 発売日: 1983-01
- 版型: 単行本
- 101 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
教育とは、国家とは、自由とは何か?ある小学校へ新任の女教師がやってきて、そして起きた驚くべき23分間のドラマ。小学生にも読めるようなやさしい文章で、恐るべき問題をつきつける衝撃の物語。
内容(「BOOK」データベースより)
「みなさん、おはよう。わたしが、きょうからみんなの先生ですよ」と新しい先生がいった。時間はちょうど9時だった。その女教師は“最初の授業”で、いったい何を教え、そして子供たちは、23分間でどう変わったのか―?自由とは、国家とは、教育とは何か、読者ひとりひとりに問題を提起する。やさしい英語の原文を巻末に収録。
From the Publisher
It was a simple incident in the life of James Clavell -- a talk with his young daughter just home from school -- that inspired this chilling tale of what could happen in twenty-five quietly devastating minutes. He writes, "The Children's Story came into being that day. It was then that I really realized how vulnerable my child's mind was -- any mind, for that matter -- under controlled circumstances. Normally I write and rewrite and re-rewrite, but this story came quickly -- almost by itself. Barely three words were changed. It pleases me greatly because I kept asking the questions....
Questions like, What's the use of 'I pledge allegiance' without understanding? Like Why is it so easy to divert thoughts? Like What is freedom? and Why is so hard to explain?
The Children's Story keeps asking me all sorts of questions I cannot answer. Perhaps you can--then your child will...."
カスタマーレビュー
23分間の、恐怖。
小学生の時、某・有名なオムニバス恐怖ドラマで映像化されたのを観たのが最初だった。何か漠然とした恐怖を感じ、心の隅からずっと離れない内容だった。
数年が経ち、高校の図書館で 青島幸男氏が訳したこの本を発見。改めて読み直し、この短い物語の中に あまりにも深いテーマが描かれていることを再確認した。
「23分間」。決して長くはないこの時間で、劇中の少年少女達は世界の価値観を完全にすり替えられてしまった。しかもその様は、決して力ずくのものではないのだ。これは紛れもなく、「恐怖」である。
この物語を読んで「恐怖」を感じなかった方は、注意が必要かもしれません。彼らが行ったことは、現在でも日常的に、悪意ある人間達が真似して行っているのだから。・・・この女教師のように、笑顔と巧みな話術を武器にして。
ちょっと怖い・・・
おもしろそうな題名と「青島幸男」の訳というとりあわせに何気なく手にしたこの本。読み終えた後は、なんとなく恐ろしくなった。子供に対する思想操作のなんとたやすいことか。教育という名のもとに、権威者の意のままにうごく大人を作り上げることも決して難しくないのかも。
もし今、世界で、日本でこのようなことがあるとしたら・・・。
ちなみに、最後に英文が掲載されているのは良かった。今は幼い子供にも、いつか読めるようになったら読んで欲しい。
洗脳の恐ろしさを短く強烈に訴えてくる一冊
本は短いが、感想は尽きない。おそらく第二次大戦下のドイツ軍の侵略下であろう、ある町の小学校に「制服をきた若い女の先生」が新しい教師として赴任してくる。先生は占領下の子供たちが占領軍に対して持つ疑問にひとつひとつ誠実に答え、よい大人になるにはどうすればよいかを子供たちの理論で教えていく。授業が始まって23分後、子供たちは全員「自分の両親はふるいのだ 新しい時代の良い大人になろう」と心から思うようになる。ある国を掌握したければまず幼い世代の教育からはじめよ、とよく聞くが、子供たちの無邪気で純粋な心を掌握していく過程が空恐ろしい。教育で世代を分断する恐ろしさを簡潔にやさしい文章でまとめた本。ぜひ多くの人に読んで欲しい。




