商品の詳細
砂の本 (集英社文庫)

砂の本 (集英社文庫)
By ボルヘス

価格: ¥ 820 1500円以上は送料無料 詳細

発送可能時期: 在庫あり。
販売、発送は Amazon.co.jp

11 新品/中古商品価格 ¥ 470

おすすめ度:

商品の詳細

  • Amazon.co.jp ランキング: #82727 / 本
  • 発売日: 1995-11
  • 版型: 文庫
  • 270 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
変幻自在な生の諸相を描く。ラテンアメリカの巨匠ボルヘスの短編集。他に歴史上有名なアンチヒーローを取り上げて、独特の解釈をほどこした物語風散文集『汚辱の世界史』を収録。


カスタマーレビュー

南の英雄、ボルヘス5
 短編と言えば私には即座にこの「砂の本」の名が浮かぶ。このボルヘスが自分と出会うという不思議な話から始まる。それぞれの物語が共鳴し、ボルヘスの筆で落ち着く。あるはずのないものがある。無限という名の螺旋。はじめもなければ終わりもない、「砂の本」。これが最後に出てくる。まるで憑かれたかの如く、本に執着するわたし。それこそが本の持つ魔力だ。数え切れぬ程の本の中で時にそうした幸運に巡り合う。この主人公はそれを隠したが、私ならきっと人嫌いになっても読み続けただろう。その他、収録されている汚辱の世界史には日本ではお馴染の大石内蔵助、吉良上野介らの物語、そう、「忠臣蔵」も載っています。それは時空を超えて語り合う者たちの声、そしてそれを受け継ぐ私達の声でもあります。語り継がれる物語、つまり、作者が死してもなお続いてゆくという意味では砂の本の主題に沿う。終わりがなく、それは私達の中でも絶えず螺旋してゆく。きっと次の世代にも。こうして私達は本を受け継いできたのだから。「砂の本」、これぞボルヘスの道。目がほとんど見えなくなったボルヘスが口述によって完成させた「砂の本」は私にとって短編小説の最高峰とも言える本です。

「もう二度と見られませんよ」3
表題の作品集は、ボルヘスの晩年に書かれた 短編集である。ただ、訳本ということで、表題の 作品集以外に、初期に書かれた短編集「汚辱の 世界史」、その他の短編も同時に収録されている。 よって短編集としては、書かれた時期が色々で 一貫しているものではないが、ボルヘスのセンス のエッセンスがつまっており、ボルヘス入門には それなりに適していると思う。 この中で代表作であり、ボルヘス的であると いえる作品は「砂の本」「学問の厳密さについて」 「会議」などが挙げられる。 短編集「汚辱の世界史」は、ボルヘスが最初に 短編分野に手を染めた時期の作品集であり、興味 深い。

ボルヘスはwikipediaの夢を見たか? !(^^)!5
ボルヘスの円熟期の短編集です。

まずタイトルの「砂の本」。読んだ後、頁を閉じてまた開くと新しい頁が
増えている。まるでwikipediaじゃないか!
初めて本書を読んだ頃はまだネットも始めていなかったので邀撃でした。
しかしボルヘスの短編には「砂の本」「バビロニアの図書館」などITを予言したと
思われるものが数多くあります。宇宙の全ての情報を詰め込んだ本なんて現在の
ナノテクガラスに通ずるアイデアのものもあります。

もう一つの短編集のテーマ「恥辱の世界史」は古今東西の極悪人特集です。
日本からは吉良上野介を選出されています。勿論忠臣蔵のネタに迫ります。
「恥辱の世界史」は小説というよりも極悪人百科という意味合いとして
捉えてください。