老いぼれグリンゴ (集英社文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #422560 / 本
- 発売日: 1994-08
- 版型: 文庫
- 286 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
革命騒ぎの最中、グリンゴ爺さんは死に方を求めて、ハリエットは家庭教師としてメキシコにやってきた。ふたりが出会うのは革命派の若き将軍トマス・アローヨと彼につき従う丸顔の女。メキシコ革命の戦塵のなかに消息を絶った,『悪魔の辞典』の作者アンブローズ・ビアスの最期の謎を、アメリカ人女性と革命軍士官の愛憎劇をおり混ぜながら描く。メキシコの作家フエンテスのアメリカ批判の書。
カスタマーレビュー
父殺し・革命・反アメリカ
米国から死に場所を求めてやってきた老作家、メキシコ人革命家、そして新天地を求めに来て革命に巻き込まれた米国女性。それぞれ複雑な父子関係を抱える3人が繰り広げる愛憎劇に、嫌らしいまでのアメリカの欺瞞と血みどろのメキシコ革命が重ねて描かれる。徹底して描かれる父殺しのモチーフとメキシコ革命の関連性は正直よく伝わってこなかったが、血縁や恋愛から孤独な3人の中で唯一生き残った米国女性がアメリカに帰って「回復」する「父子」関係は、寂しくもじんわり読む者に訴えかけるだろう。
それにしても、米国のメキシコ革命への介入を背景にしたこんな台詞のやりとりを読んでいて、アメリカは100年前から未だにずっと同じことをやり続けてるんだということに呆れかえってしまった。
米国の新聞記者「民主主義と進歩のために我々にメキシコを救ってほしくありませんか?」
米国女性「いいえ、嫌です。わたしはメキシコとともに生きることを学びたいんです。メキシコを救うというのは嫌です」




