耶律楚材〈上〉草原の夢 (集英社文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #35751 / 本
- 発売日: 1997-05
- 版型: 文庫
- 330 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
楚材とは「外国で用いられる人材」を意味する。自国を滅ぼした他民族に仕えた父が、わが子に与えた名だった。長じて儒仏の教えと天文を修め、北の草原から押し寄せる圧倒的な力から、人命と文明を守る志を得る。チンギス・ハンに召された時、楚材28歳。遙かサマルカンドへ至る西征に従い、「焼き、殺し、奪い、去る」モンゴル軍の破壊の様を目の当たりにするのだった。独自の歴史観による大ロマン。
カスタマーレビュー
下巻が圧倒的に面白い
モンゴル帝国創業期の官僚政治家の話です。契丹族の王族出身で、天文・暦法・地理・医薬・文学に通じた最高級の知識人の生涯が、幾編もの漢詩とともに語られます。◆上巻は、野蛮人の帝王に仕える外国人インテリの苦労話。主人公の個性も、頭が良い以外不明確であまりぱっとしません。◆がらりと変わるのは下巻から。チンギス・ハンが世を去り、求心力が分散しはじめると、耶律楚材ががぜん本領を発揮し、大活躍が始まります。◆理想の“NO.2”を書いた小説だと思います。
楚材の名に恥じぬ、傑物の生涯
モンゴル帝国の宰相・耶律楚材の生涯を描く作品である。
彼の名「楚材」とは、他国に用いられてその能力を発揮するという意味を秘めている。果たして、金王朝の衰退に伴い、楚材はチンギスハーンに仕え、その能力を発揮していく・・・。
そうした彼の生き方は、激動の時代に生きると言う意味においては、現代の我々の生き方に照らし合わせてみると非常に興味深い。そんな一冊である。
やっぱり中華思想なのかな〜
初期からの作品にはそれほど感じなかったのですが、半ば頃からの作品から、
陳先生の何とは無くただよう「中華思想」を感じていました。
「中華思想」というより「漢民族至上主義」というものかもしれません。
この作品も、漢族から見た野蛮人「モンゴル族」というスタンスが垣間見え、何でかな〜と思いました。
どんなに蕃夷の民族が中国に来ても、それを包み込む力が漢民族にはあるんだと言われているようで、
東夷の末裔としてはしらけます。元来、歴代王朝には蕃夷の民族、
遊牧民族達がつくっているのが多いのだけれど、どうもそういう視点は無い様で。
尊敬している作家だけに辛いです。





