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MOMENT (集英社文庫)

MOMENT (集英社文庫)
By 本多 孝好

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  • 発売日: 2005-09-16
  • 版型: 文庫
  • 330 ページ

エディターレビュー

内容紹介
死にゆくあなたのために、僕ができること。
病院でバイトをする「僕」は末期患者の願いを叶えることを始める。「初恋の人に会いたい」「いっそ殺してくれ」 そこに込められた深い悲しみに、心は揺さぶられていく。深くて切ない青春小説。

※この商品には複数の表紙デザインが存在しております。

内容(「BOOK」データベースより)
死ぬ前にひとつ願いが叶うとしたら…。病院でバイトをする大学生の「僕」。ある末期患者の願いを叶えた事から、彼の元には患者たちの最後の願いが寄せられるようになる。恋心、家族への愛、死に対する恐怖、そして癒えることのない深い悲しみ。願いに込められた命の真実に彼の心は揺れ動く。ひとは人生の終わりに誰を想い、何を願うのか。そこにある小さいけれど確かな希望―。静かに胸を打つ物語。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
本多 孝好
1971年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。1994年、「眠りの海」で第十六回小説推理新人賞を受賞し、作家デビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

あなたの最後の願いは何ですか?4
本書が私にとって初めての本多さんの著書でした。

帯書きに惹かれて購入。
四話のショートストーリーで構成されているのも、
あきっぽい私には重要です。

あまり感情的でない、シンプルでテンポのよい文章。
何より会話文の、主人公の小気味よい切り返しが最高です。

一日で一気に読破。
病院でバイトをする傍ら、
死を目前にした患者の最後の願いを叶えていく「僕」。

『FIREFLY』が私の一番のお気に入り。
病院の電話から、留守電にメッセージを残し続ける女性。
意外な結末に、彼女の心情を思うとせつなさが沁みてきました。

「人間の本質」
テーマは重いのに、重さを感じさせない。
しかし、自分の中に残るものがあります。

そして、知らず知らずのうちに自分に問いかけているのです。
「あなたの最後の願いは何ですか?」

美談ではないです。4
本屋で何気なく目にとまって手に取り、あらすじを読んでみて、興味を持ちました。
「死を目前にした人の願いを叶える」美談かと思って読み始めたら、良い意味で期待を裏切られました。ただの美談だったらつまらなかったと思います。
人間の醜さ・哀しさが描かれていて、しかし淡々としていて暗くなりすぎず。
主人公と幼なじみの関係・やりとりが何だか素敵です。
私は本多さんの小説を初めて読みましたが、文章がまわりくどくなくてよいですね。

うう〜ん 読んだ中では一番の駄作か3
「I LOVE YOU」の短編がえらく気に入って何作か読みましたが
この人、基本的に長編には向いてないんでしょうね。
「正義のミカタ」でもそう思いましたが、目論みはいいとこ突いているのに
長丁場になると息が続かないというか、終わり駆け足になるというか.....

ムードで読ませるという書き方は、それなりに評価できることですが
(ツルツル読める文体というのは決して悪くはない)
それはあくまで徹底して>読ませ切ることが前提で
今回の作品、ラストは特にかなりいただけませんでした。

「MOMENT」の章は読ませ切るどころか終わり切れてなくて
とても見苦しいラストに持ち込んでしまっています。
主人公の幼馴染である葬儀屋の女性キャラも魅力に乏しく
まして おおよそ無頓着であったはずのこの彼女に
土壇場にきて好意を自覚するというくだりは
あまりといえばあまりでお手軽というしかない。

だだでさえ後味の悪い作品をさらに陳腐にしています。