商品の詳細
裸足と貝殻 (集英社文庫)

裸足と貝殻 (集英社文庫)
By 三木 卓

価格: ¥ 860 1500円以上は送料無料 詳細

発送可能時期: 在庫あり。
販売、発送は Amazon.co.jp

12 新品/中古商品価格 ¥ 1

おすすめ度:

商品の詳細

  • Amazon.co.jp ランキング: #651572 / 本
  • 発売日: 2005-06-17
  • 版型: 文庫
  • 556 ページ

エディターレビュー

出版社 / 著者からの内容紹介
敗戦で中国から日本に家族とともに引き揚げてきた少年・豊三。戦後の混乱と新しい秩序が作られつつある中での、少年の成長の日々をみずみずしく描く。『砲撃のあとで』続編。第51回読売文学賞受賞作。(解説・池内 紀)

内容(「BOOK」データベースより)
敗戦。死と背中合わせの中国からの引揚げを経て、小学校五年生の豊三少年一家は親戚を頼りに、静岡に落ち着く。崩壊した秩序と価値観の中で、内地の生活は少年にとって何もかもが珍しく、新鮮に感じられた。青空のような未来が、豊三の前に広がっていく。終戦直後の青春をみずみずしく描く読売文学賞受賞作品。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
三木 卓
1935年5月13日東京生。早大露文科卒。詩集「東京午前三時」でH氏賞、「わがキディ・ランド」で高見順賞、73年、大陸での敗戦経験を描いた「鶸」で芥川賞、97年「路地」により谷崎潤一郎賞受賞。『裸足と貝殻』で、読売文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

少年の目で見た戦後の日本5
作者の実体験に基づく、満州から日本へ引き揚げてきた家族の克明な記録です。
六十年も隔てたはるか遠い時代を、まるでいま追体験しているかのような感覚で、一気に読み進められました。
ひとつひとつの情景が目の前に鮮やかに浮かんでくるような、するすると感覚に入ってくる瑞々しい文章です。
これまでに見聞きした「引揚者」について描かれた媒体と比べると、本書は趣が異なります。実際に作者が子供の頃に体験し感じた記憶を基に、子供の視点で描かれているという点で。
満州で育った子供にとって祖国ではあっても外国のような存在でしかない、未知の国日本に対する複雑な思い、そこでの暮らしへの不安、帰国して感じたカルチャーショックなどが率直に素直に描かれていて、とても新鮮に映りました。
本書は引揚船に乗ってから日本に落ち着くところまでが描かれていますが、敗戦後の満州の暮らしの変化と日本に向かうまでは『砲撃のあとで』に描かれていて、こちらもすばらしく、おすすめです。