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若葉のころ (集英社文庫)

若葉のころ (集英社文庫)
By 長野 まゆみ

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  • 発売日: 2005-04
  • 版型: 文庫
  • 149 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
京都の大学に進学し、二度目の春を迎えた凛一。氷川と逢える平穏で幸福な日々がようやく訪れたかに思えたが、三年ぶりに帰国した有沢が、再び凛一の心に波紋を広げていくのだった。そんなおり、大学フットボール部の主将として活躍する氷川に関する情報を外部に漏洩しているという疑いが凛一にかけられる。ふたりはこのまま逢うことができなくなるのか…。好評シリーズついに完結。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
長野 まゆみ
1959年東京生まれ。女子美術大学卒業。88年に「少年アリス」で第二十五回文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

期待以上でした!5
久々に長野さんの作品を読みました。流れるような文章、言葉、作品を貫く静謐な雰囲気・・・。わくわくしながら、でも穏やかな気持ちで、一気に読み終えてしまいました。

「白昼堂々」、「碧空」でおなじみの面々と再会できたのも嬉しかったです。ストーリーの点でも、登場人物の点でも、とても繊細で素敵な本だと思います。

装丁もすばらしいし、本棚に並べるというより、飾りたくなってしまう一冊です。

またまた浸ってしまいました!5
ドキドキしながら、読み始め、あっという間に読み終わってしまった。なんという非日常…実際こんな世界はありえない! ここの登場人物は少年から大人にいたるまで、そろって美形で頭脳明晰、華道や茶道の達人だったりする…。少しも勉強してる様子がないのに、なぜ簡単に京大やMIT(思い込み?多分、ですが)に受かってしまうのだ!? まあ、そこがいいところでもあり。この作者は、ほんとうに読者の想像をかき立てるのがうまい。さらりとした、そして情緒たっぷりの描写で読む者の心をしっかりとらえてしまい、読者は妄想(?)の世界へ連れて行かされてしまうのだ。だからこそ、かなりすごい内容にもかかわらず、けっして下品になどならず、むしろ静謐で、ただただ耽美な世界が限りなく広がっていくのだ。
4連作はこれで完結ということだが、5作目、ありえないだろうか?読みたい!

言うことなし!5
「白昼堂々」に始まる、凛一シリーズ最終巻です。念願かなって好きなヒトのそばに居られるようになった凛一くんですが、男子校時代の上級生、有沢さんが三年振りに帰国し、凛一くんの想いびとである氷川さんの彼女が、凛一くんに嫌がらせをはじめます。男の子同士のドロドロした関係はますます混線し、氷川さんと凛一くんの関係にもついに最後の答えが…こういう作品でこんなに主人公の行く末を心配したことは初めてだったし、多分これを超えるドキドキにはこれからもお目に掛かれないでしょう。都合が悪くなると、別の男に走りがちな凛一くんですが、やはり可愛いです。ファンのみなさんがおっしゃってますが、この巻でお終いというのは本当に寂しいです。