書く前に読もう超明解文学史―ワセダ大学小説教室 (集英社文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #43506 / 本
- 発売日: 2000-06
- 版型: 文庫
- 282 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
大好評シリーズ「ワセダ大学小説教室」完結篇。時代状況に即した現代のテーマを選定し、刺激的で新しい小説を創造しよう。さあ、君もこれを読めばベストセラーを書く日は近い。(解説・中村政幸)
内容(「BOOK」データベースより)
「ワセダ大学小説教室」第三弾。創作の基礎技術・方法を会得し、いよいよ最も大切な「テーマと手法」の選び方に突入する。時代に即した現代のテーマを選定するために、過去に書かれ読まれてきた名作を分析し整理しておこう。戦後50年の日本文学を効率的に振り返り、刺激に満ちた新しい小説を作り出す礎を確保。ベストセラーを書く日は近い。シリーズ完結篇。
カスタマーレビュー
文学史としては明解な解説が面白い
日本文学史をひもときながら、次世代の文学がどう有るべきかを予見し、小説家になろうとする人に助言を与えようとしている。つまり、どのような形式の小説が今後の主流になるかを考察し、それを薦めている。
本格的に文学を考えて小説家になろうとする片には、一考に価する内容だと思う。文学史としては明解な解説が為されて面白いが、一般の読者が興味を持てるかどうかはわからない。
書きたい人にも読みたい人にも役立つ内容
高校時代に使っていた文学史のテキストは人物の名前の羅列ばかりで、開いただけで嫌になった記憶がありますが、この本は講義形式で、当時の社会背景なども踏まえてわかりやすく解説してありますので、予想以上に面白かったです。
もともと、過去の名作を読んでみたくなったのでこの本を購入したのですが、読む作品をしぼる上で、大変参考になりそうです。今度は、それぞれの作品を読みながら解説を読み直してみようと思います。
小説を書きたい人だけでなく、ただ近・現代の代表的な作品を読んでみたい人にもおすすめです。
ブックガイドとしてもお薦め!
著者が早稲田大学で行っている小説を書くための講義をまとめたもの。「明解」とのタイトルに違わず、明治以降の日本文学の流れが非常に判り易く解説されている。
自然主義の受容を起源として始まった日本近代文学は、私小説的な小説の発展を中心に歴史を重ねる。戦後、実存主義などの力を借りながら、大江健三郎、中上健次ら「横綱級」小説家を得て現在に至る(1990年代中頃までの主要な作家までをフォローしている)。
非常に判りやすい理由の一つは、言及している作家に対する文学史的評価を著者が極めて単純に行っているためだろう。本書を読めば、文学史的意味においてどのような作品がどのような理由で重要なのかが少なくとも判り、そして作品を読みたくなる。
私は元々「日本文学盛衰史」(高橋源一郎著)の予習教材として本書を読んだのだが、その目的にはやや荷が重かったようだ。しかし、今後の読むべき作品を選ぶ視野を得ただけでも、望外の収穫だった。





