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毒笑小説 (集英社文庫)

毒笑小説 (集英社文庫)
By 東野 圭吾

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  • 発売日: 1999-02
  • 版型: 文庫
  • 359 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
誘拐してでも孫に会いたい!暇をもて余す爺さん仲間が思いついたスゴイ計画とは?「誘拐天国」。身の毛もよだつおかしさと恐ろしさ。ブラックな笑いを極めた会心の作品が1ダース!(対談・京極夏彦)

内容(「BOOK」データベースより)
塾にお稽古に家庭教師にと、VIPなみに忙しい孫。何とかゆっくり会えないものかという祖父の訴えを聞いて、麻雀仲間の爺さんたちが“妙案”を思いつく…。前代未聞の誘拐事件を扱った「誘拐天国」をはじめ、毒のある可笑しさに満ちた傑作が1ダース!名作『怪笑小説』に引き続いて、ブラックなお笑いを極めた、会心の短篇集。「笑い」追求の同志、京極夏彦との特別対談つき。


カスタマーレビュー

懐の広さを示す会心作5
タイトル通り、ブラックユーモアたっぷりの12編が収められた短編集。
SFテイストあり、どたばたナンセンスあり、本業のミステリあり、また
環境問題や社会風俗を痛烈に皮肉った内容も見られ、作者の懐の広さを
示すような掌編が揃っている。
お勧めは次の4編。

「つぐない」
(訳もわからず笑っているうちに読み進むと、ラストで滂沱の涙を
 誘われる秀作。この一編を読むだけでもこの短編集を買う価値あり!
 ここに書かれている内容が科学的に事実であるなら驚異としか
 言いようがないし、またもし仮に作者の空想であっても、その発想の
 素晴らしさにただ驚嘆するのみ)

「誘拐天国」
(誘拐の発端と、身代金受け渡しの方法がユニーク。作者は長編も
 考えていたというが、もし長編になっていたとしたら、天藤真の
 「大誘拐」と並ぶ快作になること間違いナシのストーリーだ)

「殺意取扱説明書」
(タイトルから受ける殺伐としたイメージが読み進むうちに覆され、
 「そうだそうだ!」と首肯させられる。
 一種ほのぼのとした哀愁を感じさせるラストが切なくも心地よい)

「本格推理関連グッズ鑑定ショー」
(「名探偵の掟」所蔵の短編「密室宣言」の後日談であり続編。
 某TV番組のパロディ描写が笑えるし、どんでん返しが痛快)

そして巻末には、東野氏と京極夏彦氏との特別対談も収録されており、
とんでもない「秘密」が暴露されたりしていて、これもまた興趣深し。

最高に楽しい時間。5
一題目の誘拐天国を数ページ読んだだけで、胸が躍った。
すべての作品にほどよく毒がまわっており、読み終えるころには毒は私を衰えさせるどころか、輝きに満ちた力を与えてくれた。
知的でいて、下俗。絶妙である。
そんな作品たちの中に、唯一切なさを抱え込んでいた「つぐない」が紛れ込んでいたのもまたいい。
大変気持ちのよい時間をすごせた。

おもろすぎる!5
 とにかく面白い!
 「誘拐天国」の主人公はおじいちゃん。孫と遊びたいばっかりに誘拐をしちゃいます。
 とにかく怖いもの知らずで言動が笑えます。

 「マニュアル警察」はファーストフード店顔負けの徹底振り。お役所ロボットって感じで融通がきかないっぷりが笑えます。

 「ホームアローンじいさん」これまた主役はおじいちゃん。エロいおじやんです。w
 ドリフ的なおとぼけっぷりに、機械音痴っぷりで笑わせてくれます。

 「誘拐電話網」不幸の手紙を想像する笑いです。

 以上4つが私のお勧めです。