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オバマ・ショック (集英社新書 477A)

オバマ・ショック (集英社新書 477A)
By 越智 道雄, 町山 智浩

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  • 発売日: 2009-01-16
  • 版型: 新書
  • 202 ページ

エディターレビュー

内容紹介
彼の演説に、なぜ白人も涙したのか。
ベストセラー「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」の著者が、
師と仰ぐアメリカ研究者と白熱の対論!

史上初の黒人米国大統領に就任したバラク・オバマ。疲弊する大国は、なぜいま、彼を選んだのか? 覇権国家の衰退を歴史軸で考察する研究者(越智)と、合衆国を駆け巡るフィールドワーカー(町山)が、岐路に立つアメリカの過去・現在・未来を縦横無尽に語り合う。サブプライムローンの 現場 やハリウッド空洞化の実情など、アメリカが陥った病の症例を容赦なく暴き出し、多様な人種がオバマを「支持」した理由を明らかにする!

内容(「BOOK」データベースより)
史上初の黒人米国大統領に就任したバラク・オバマ。疲弊する大国は、なぜいま、彼を選んだのか?覇権国家の衰退を歴史軸で考察する研究者(越智)と、合衆国を駆け巡るフィールドワーカー(町山)が、岐路に立つアメリカの過去・現在・未来を縦横無尽に語り合う。サブプライムローンの“現場”やハリウッド空洞化の実情など、アメリカが陥った病の症例を容赦なく暴き出し、多様な人種がオバマを「支持」した理由を明らかにする。

著者について
越智 道雄(おち みちお)

一九三六年生まれ。明治大学名誉教授。英語圏新世界諸国の比較文化研究がライフワーク。『誰がオバマを大統領に選んだのか』(NTT出版)ほか著書多数。
町山 智浩(まちやま ともひろ)

一九六二年生まれ。映画評論家、コラムニスト。九七年よりアメリカ在住。近著は『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』(文藝春秋)。


カスタマーレビュー

取り合えず、アメリカの社会史が2時間で検証できる。5
これは面白い。民族問題や比較文化論を専門とする明大名誉教授越智道雄とアメリカ在住のコラムニスト町山智浩、アメリカを語らせたら定評があるふたりによる硬軟折り曲げたアメリカの過去と現在。
オバマ政権誕生の今、建国から奴隷解放、世界恐慌から最悪のブッシュ8年間までのアメリカの政治、経済、社会、文化、宗教らが、時に辛辣に、時に洒落っ気に、時にゴシップ調に、そしてもちろんジャーナリスチックかつ学術的に語られる。対談形式なので、2時間もあれば読み切れるし、お手軽に、今一度アメリカ史や歴代の大統領たちの功罪を検証する上でも役に立つ。
ニューディール政策以後の保守主義とリベラル(平等主義)の流れが包括的に纏められ、ポピュリズムやトラヴィル理論によるこの国の単純明快な国民性についてもおさらいできるが、出色なのは町山自身によるサムプライムローン体験記が語られる第三章で、今日の未曾有の事態を引き起こした金融破綻の顛末が、アメリカンドリームの幻想と虚妄、狂騒を絡ませ、分かり易く認識出来る。
実体的経済は破綻し、産業は空洞化し、権威は崩れ、アメリカンドリームの夢舞台であったハリウッド映画も脆弱、衰退の途を辿りつつある今、マルチカルチュラリズムこそ今後のアメリカの精神となると結ぶふたり、その象徴であるアフリカとアングロサクソン、アメリカにおける被差別と搾取の歴史を引き継いだオバマに、自らの出自へと繋げた町山の思いを知る。

アメリカ論の対談4
アメリカの文化多元主義などの研究者である越智道雄氏と
アメリカ在住のコラムニスト町山智浩氏が
対談の形式で語るアメリカ論。

タイトルでは「オバマ・ショック」とオバマ大統領を前面にだしていますが
内容は六章だてのうち四章が
アメリカ史とアメリカ文化、生活史など
一般的なアメリカ論でしめられています。

本書を手に取ったのは、
オバマ大統領の名前にひかれたためなので
読み始めははぐらかされた気分だったのですが
興味深い内容で、面白かったです。
アメリカ史などに詳しくないので
ざっとした流れがつかみやすく、整理された部分もよかったし、
なぜブッシュ政権があんなに長く保たれたのかという考察も、
疑問が氷解した感じです。

肝心のオバマ大統領についても、
テレビのニュースなどとは違う視点で語られていて、
興味深かったです。

アメリカの研究者と在住者の対談なので
歴史的、文化的知識が豊富で
かつ現地の雰囲気も伝わってくる
読みやすいわりに内容が濃い本でした。

ブッシュ・ショック5
ほぼ前半は、ブョッシュ・ショック…八年でもたらした影響について語られ、阿鼻叫喚な衝撃を今更ながらに受けた。
後半にオバマ・ショックについて議論されている。オバマ氏に期待できるのかどうかの議論に、最強タッグ・町屋氏&越智氏の見解に微妙に温度差があって面白い。
緊迫の議論中に時々面白い事を語るので、いい緩和剤となり一気に読めた。オバマ氏への見解は最後の方で少ししか語られていないが、私はどちらかと言うと町山氏よりの予感を抱いている。まあ、そんな方は多いんじゃないでしょうか。また、町山氏の生い立ちについても語られていて、これまた興味深かった。
いやはや、内容が章をおうごとに刺激が強くなっていくので、読後の夜は興奮して一睡も出来なかった。最近、気分が暗くなるニュースや新書が多く、それでもここ一年、真実を知りたくて結構な量を読んできた。勉強にはなったが、今年に入ってから急にアレルギー反応が起きるようになった。
でも、この本なら気分が暗くならずに勉強になると信じ、まさにその通りだったので☆5です。