商品の詳細
人間の安全保障 (集英社新書)

人間の安全保障 (集英社新書)
By アマルティア セン

価格: ¥ 714 1500円以上は送料無料 詳細

発送可能時期: 在庫あり。
販売、発送は Amazon.co.jp

5 新品/中古商品価格 ¥ 612

おすすめ度:

商品の詳細

  • Amazon.co.jp ランキング: #94974 / 本
  • 発売日: 2006-01
  • 版型: 新書
  • 205 ページ

エディターレビュー

出版社 / 著者からの内容紹介
安全が脅かされる時代にセン博士は何を語る?
紛争や災害、人権侵害や貧困などさまざまな課題から人々の生命や安全、財産を守るためにどうすればいいのか? ノーベル経済学賞受賞の著者が、「人間の安全保障」について平易に語る。他7編収録。

内容(「BOOK」データベースより)
安全が脅かされる時代に、最も求められている「人間の安全保障」―紛争や災害、人権侵害や貧困など、さまざまな地球的規模の課題から、人々の生命、身体、安全、財産を守ることをいう。著者のセン博士は、二〇〇一年に設置された「人間の安全保障委員会」の議長を緒方貞子氏と共に務め、アジアで初めてのノーベル経済学賞受賞者である。本書は、今や流行語のようにもなっている「人間の安全保障」について、セン博士が、人間的発展、人権と対比しながら、その本質を語る小論集。グローバル化や、インドの核武装についての論考も必読。

内容(「MARC」データベースより)
生命や身体、安全、財産を守るためにはどうすればよいか。「人間の安全保障」について、アジア初のノーベル経済学賞受賞者が、人間的発展、人権と対比しながら、その本質や、基礎教育が果たす重要な役割について語る。


カスタマーレビュー

理論付け5
本書は、「人間の安全保障」という概念の理論付けがなされています。といって
も、専門書のようなものではなく、読みやすいですし、「人間の安全保障」につい
て深く理解できます。

【法学を学ぶ方へ】本書は、「人権」「民主主義」についての、一般の教科書には
ない説明がなされています。しかも、それはとても示唆に富む内容です。なので、
一般の方のみならず、専門として法学を学ぶ方に、是非お勧めしたいです。

つまるところ、本書の最も優れた点は、人間にとって大切なこととは何か、を教え
てくれることです。絶対的な答えではないですが、とても有意義な議論がなされて
います。

お勧めです。

平和な世界を実現しようと活躍している人々がいる4
 本書は、「人間の安全保障」についての種々の論考をまとめた一書で、種々の人道主義的国際活動との関連や、人間的発展、人権について考察しています。

「人間の安全保障」とは、人間の「生存」と「生活」を守り、維持するものです。また、私たちの人生に危害や侮辱、軽蔑を与えうるさまざまな苦難を回避することでもあります。
 経済的な格差の拡大が叫ばれている日本ですが、多くの人が生存の権利をおびやかされるような状況に陥っている国に比べれば、人間の安全保障が実現されているとみることができます。

 平和で安全な環境に感謝しながら、他の国にも伝播させていく方法をまじめに考察してみましょう。

 本書に登場する「民主主義」「人権」「人間的発展」を広げていくにあたり、著者はこれらの概念が、決して西洋生まれの考え方ではないことを強調しています。
 たとえば、世界ではじめての印刷物は中国で作られたこと。そしてその内容は、インドから伝えられた仏典であり、中国語に翻訳したのは、インド人とトルコ人の混血の学者であった(クマーラジーバ、中国名 鳩摩羅什)こと。中国、トルコ、インドがかかわったこの一連の出来事に、西洋の影もかたちも見えないこと。を、実例としてあげています。
 著者がたくさんの例を挙げたように、「グローバル化」は、決して帝国主義の特徴ではありません。
 ですから、イスラムでもアジアでも、「議論による政治」をもっともっと取り入れていかなければならない、と著者は主張していました。

 落ち着いた語り口なので、刺激が足りなく感じるかもしれません。
 しかし、いたずらにヒートアップする国際情勢を沈静化させるには、著者のように人間的見地から静かに発言することが必要なのでしょう。
 平和な世界を実現しようと活躍している人々がいる、ということを認識させてくれる一書でした。

私たちにできること4
この本によれば、1996年から2000年にかけての世界の武器輸出のうちの81%に、国連安全保障理事会の5常任理事国が関与していたという。
このデータだけを見ても、現在テレビで毎日流されるニュースがいかに表層的な問題しか取り上げていないかということがわかるだろう。

テロにしても他のどんな問題にしても、その問題あるいは起こった事件そのものだけを見ていては、なにもわからないのだ。
必要なのは武器による報復ではなく、その事件が起こった背景についての知識を得、深く考えること、そして対話により行動することなのではないだろうか。

そうした知識のひとつとして、この本をひととおり読んでおくことは、あまりこうした問題についてまだ知らない人にとっては必要であるように思う。
平易な文章で書かれているので、中学生以上であれば(もしかしたら小学生でも)ちゃんと理解して読むことができるのではないか。

書店を見ていてもこの本が平積みにされていることは、まずない。
棚にさえ、ない。
しかし、気付いた人が、こうした本を紹介していくことが大切なのではないだろうか。