なぜ通販で買うのですか (集英社新書)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #19217 / 本
- 発売日: 2004-04
- 版型: 新書
- 251 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
カタログハウス現役社長が明かす通販の魅力。通信販売はもはや日常になった。その通販業界の中で独自の方針を崩さず、熱烈なファンを持つ『通販生活』(カタログハウス)。その現役社長が自らの失敗のエピソードを混じえつつ消費者の心理に迫る。
内容(「BOOK」データベースより)
通信販売は日本の小売業界の中で、すでに揺るぎない地位を確保した。その中にあって、カタログ販売という業態を頑固なまでに守り、独自の立場を堅持している(株)カタログハウスが発行しているのが「通販生活」である。なぜこれが圧倒的信頼と支持を勝ち得るにいたったのか。通販業界の伝説的人物であり、カタログハウスの現役社長である著者が、自らの失販を省みつつ真摯に綴る「通販の真実」。消費者の心理をどう読み込むのか、誠実に消費者と向き合うとはどういうことか。通販の歴史を辿りながら、日本の消費社会の深奥に迫る。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
斎藤 駿
1935年、東京都生まれ。早稲田大学文学部露文科卒。出版社の編集長を経て、76年に(株)カタログハウスの前身、日本ヘルスメーカーを設立。82年に「通販生活」を創刊。(株)カタログハウス代表取締役社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
広告バイブル的『通販生活』解明本
僕のようなコピーライターを職業としている者にとって、『通販生活』は目指すべき教科書です。具体的な事実とユーザーの声がふんだんに盛り込まれている。語りかけるようなコピーは、読むものを引き込んでいきます。
この本を読んでいて一番ハッとしたところは、デロンギヒーターを売ったときに学んだ「使用価値は自分(売り手)が考えてもいい」、というくだりです。
デロンギヒーターは、今では売れ筋ベスト5に必ず顔を覗かせる大ヒット商品ですが、販売当初はさっぱり売れなかったそう。当時は、エアコンや石油ヒーターの補助暖房としておすすめしていました。
ところが、寝室での主暖房として紹介する(使用価値の転換)ようになってからは、デメリットに感じたゆるやかな暖かさが逆にメリットになったのです。空気を汚さず喉を痛めない点も追い風になりました。
机上の空論でもなんでもなく、実際の体験から語られる言葉はとてつもない説得力を持って読み手である僕に迫ってきます。著者が通販生活の産みの親だということがつくづく実感されるのでした。どこか眼に入るところに置いておきたい本の1つです。
さすが本としてよくまとまっている!
ルームランナーを世に送り出した著者は、さすが広告・カタログで
お客の心をつかむ努力をしてきただけあって、新書としても実に
よくまとまっていて、構成・文章・内容と全てにおいて文句ないです。
それゆえ、通販だけでなく普遍的な良質のビジネス書としても読めます。
通勤時に読む本がなくて困ったらまずこの一冊を読むことをおすすめします。
現実をよく知る理想主義の、強さとおもしろさ
まず杉井伸二さんの的確で魅力的なレビューに感謝です。これを見て「通販生活」の本だと知り(書名ではわかりませんでした)、ぜひ読みたくなりました。
私はただの消費者で、また、とくに「通販生活」ファンでもありません。立派だし、面白い(とくにナンシー関晩年の傑作「記憶スケッチ」とか)と思いつつも、市民運動版「クロワッサン」のようにみえてやや敬遠してた、という立場です。
が、この本を読んで、はい、参りました、降参、でした。
よく経験し、よく考え、また、労を惜しんでないんですね。「通販生活」は一夜にしてならず、という杉山さんの言葉どおりでした。
また、そこから生まれる「小売」の可能性(いいかえれば「消費」の可能性)にも驚かされました。
おなじみデロンギヒーターやメディカル枕などのエピソードは、自慢も裏話もさわやかです。ユーモラスな語り口がよいです。幅広い引用(明治期の通販雑誌や今和次郎など)も楽しめます。
実用書としても読み物としても、ぜひお勧めです。





