リストラ屋
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #157967 / 本
- 発売日: 2009-07-01
- 版型: 単行本
- 381 ページ
エディターレビュー
内容紹介
投資家をあざむく仮面を剥ぎ取れ! 「市場と投資家を欺こうとする奴は、絶対に許さん!」。米国ファンドからコストカットの手腕を買われて名門スポーツ用品会社の社長に就任した蛭田明。暗い過去を背負い、人を人と思わぬ非情さで次々と社員の首を切り、彼らを絶望の縁に追い込んでいく。 片や、自らはストックオプションで莫大な報酬を得ようと、役員たちを恐怖政治で支配して粉飾決算に荷担させ、アナリストを抱き込んで株価を上げさせる。 粉飾のカラクリにつけ込んで大儲けをたくらんだカラ売り専業ファンド「パンゲア&カンパニー」の北川靖だが、リストラの犠牲者たちのあまりに理不尽な現実に、いつしか義憤を募らせていく。蛭田と北川の対決はどちらが勝つのか?
内容(「BOOK」データベースより)
「こいつらまとめて売り叩く!」社員を切り捨て、報酬丸儲け。強欲コストカッター、群がる投資家たち。『巨大投資銀行』の著者が現代資本主義の病根を描く。
著者について
黒木亮(くろきりょう) 現代の経済小説をリードする第一人者。1957年、北海道生まれ。銀行、証券会社、総合商社勤務を経て作家。2000年、国際協調融資を描いた『トップ・レフト』でデビュー。他に『アジアの隼』『青い蜃気楼:小説エンロン』『シルクロードの滑走路』『巨大投資銀行』『カラ売り屋』『エネルギー』『貸し込み』など。中学時代から長距離ランナーとして活躍し、大学時代は箱根駅伝に2度出場、20kmで道路北海道新記録を樹立した。その体験は自伝的長編『冬の喝采』にほぼノンフィクションの形で綴られている。英国在住。
カスタマーレビュー
まあまあ楽しめるが全体にいまいち。
最後まで通読してまずまず楽しめたが、とても興奮して読んだと言うにはほど遠かった。
善と悪がハッキリしすぎていることや、途中で悪の方の泥沼に入り込んでいくので結果はおのずと予想できてしまう。また話が大きすぎて現実感がないのという印象だ。
黒木氏の作品としては物足りない。。。
他のレビューアーの方と同様、黒木氏の作品としてはやや物足りないと感じた。確かに、細部の面白さは他の黒木作品と同様だが、ストーリー展開が物足りない。途中までは、リストラ屋蛭田が逃げ切るかとそれなりにわくわくしたが、決着がついてからがやや長い気がする。
ほかの作家ならともかく黒木氏なら
黒木さんの小説には今までほぼ☆5つをつけてきたのですが、金融財政事情に連載されている、カラウリ屋、リストラ屋、排出権商人にはそれができません。ほかの作家なら☆5をつけるかもしれないほど調査や表現は綿密正確、また、実務家からも異議がでない内容になっているように思います。ただ、これまでの例えば「巨大投資銀行」や「貸し込み」などに感じられる背景の深さや思い入れを感じることができません。あと、この方は、最近とても投資銀行のやり方などに批判的なようです。それだけに、善玉悪玉をつくって、悪玉のほうの事情や意義は無視してしまうような気がします(第一作のトップレフトは正にその逆でした)。そういう点でも深みがなくなっていると思います。いずれにせよ、無理に量産せずに、時間をおいて大きなテーマ(とくに日本の制度)に取り組むほうがよい作品を出していただけるような気がします。





