ヤンキー、弁護士になる (講談社プラスアルファ文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #112542 / 本
- 発売日: 2007-10-19
- 版型: 文庫
- 265 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
暴力でしか己の存在を誇示できず、喧嘩を繰り返す毎日。人生初の猛勉強で高校受験に成功するも、すぐに暴走族に入隊。喧嘩、シンナー吸引、暴走行為に明け暮れた。非行の限りを尽くし、やり場のない怒りを周囲にぶつける泥沼の日々から這い上がり、国家試験の最難関・司法試験に合格するまでに、いかなる障害と闘い、道を切り拓いてきたのか。自身のヤンキー体験から、非行少年のエネルギーを輝かしい未来へ費やすための方法を伝授。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
金崎 浩之
1963年、東京都に生まれる。高校時代は、関東有数の暴走族に所属する札付きの不良。高校を無期停学処分となり中退した後、定時制高校への編入を経て、京都外国語大学英米語学科へ進学。卒業後、フリーターをしながら司法試験の受験勉強を始める。1993年、30歳のときに6度目の挑戦で司法試験に合格。2年間の司法修習を経て東京都内の法律事務所に就職。1999年8月から、見聞を広めるために北米、中南米各国、東南アジア、中国を放浪。2002年5月に帰国後、7月に法律事務所「北斗」を開設。現在は事務所を法人化し、名称を「弁護士法人アヴァンセ」と改め、社会的、経済的弱者と中小企業の救済を中心に、自己破産等の債務整理から離婚、医療過誤、少年事件まで幅広く扱う。講演活動、マスコミ取材協力なども精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
本当に過去を清算しているのか?
この本のように元ヤンキーが弁護士になったとか、元暴走族が弁護士になったとかいう種類の本が時々出版されますが、本当に過去を清算しているのでしょうか。
元暴走族というのであれば、何十、何百人という周辺住民に多大な迷惑をかけてきたはずです。
最難関試験の司法試験に合格したからといって、過去に多くの人々に迷惑をかけた事実が消えるわけではありませんし、司法試験合格は免罪符でもありません。
多くの人に迷惑をかけたという過去の事実をさらっと流して、今は弱者のために働いているとか言われても、現実に過去に迷惑をかけられた人たちには何も還元されてない。
昔はご迷惑をおかけしましたと、バイクを走らせた周辺住民に頭を下げて回りましたか?
大平光代さんなんかだと、迷惑をかけたのは結局は両親くらいなので過去の清算は済んでいるといえるでしょうが、暴走族とかヤンキーじゃあ迷惑のかけかたが全然違う。
所詮は、昔ヤンキーだったことをネタに本を売ろうという出版社の方針に従った本かも。
単純に「スゴイ!」と思いました。
タイトルの通り、
ヤンキーが弁護士になるまでの話です。
「落ちこぼれの人が努力して教師や弁護士になる」
といった内容の本は何冊か読んだことがありますが、
その中でも、この本が1番読みやすかったような気がしました。
まぁ、人間やればできるっていうのはわかるんですが、
それができないのが人間でもあるんですよね・・・。
「学問に王道なし」で、
“集中して”長時間勉強できればいうことないんでしょうけどねぇ・・・。
とはいえ、
「勉強におそすぎるということはない」ということを教えてくれました。
評価は星4つです。
非行少年たちの更生のバイブルになりそうな一冊
この本は以前からある本の文庫本だが、新たにまえがきが加筆され、あとがきではアナウンサーの赤江珠緒さんの解説がありました。
この本のまえがきに「私が特に指摘しておきたいのは、一冊の本が非行少年を奮起させ、その少年を更生させるのに大きなエネルギーを発揮することがあるということだ。私は、弁護士1年生のときから少年事件の付添人活動に従事し、これまで多くの少年事件を経験してきたがお恥ずかしながら、私がこの少年を更生させたと自信を持って語れる事例があまりない。これは、弁護士という職業柄の限界も影響していると思う。警察に逮捕され審判に付された少年は弁護士のことを、自分を更生させるための存在とは認識していない。審判という国家権力作用の中で、法律知識を使って自分を弁護する立場の人と認識するのが普通である。(中略)
ところが、鑑別所や少年院でたまたま私の本を手にして更生を誓った少年がいることを、友人の弁護士たちから聞いたときには正直驚いた。私はその少年の審判にまったく関与していないのに、一冊の本がその少年を更生させたのである。ペンはときとして弁護活動よりも強いことを痛切に感じた。私はこの話を聞いたとき、この本を父兄だけではなく、多くの少年たちにも読んでもらいたいと思うようになった。著書、「ヤンキー、弁護士になる」の文庫本化は、その一助になれば幸いである・・・(略)」
と、ありますが、このまえがきの文章を読んで私は購入を決めましたが、本文をよく読んでみて、まさに非行少年たちの更生のバイブルになりそうな本だと実感しました。
そして金崎さんのことと、今までにも世間の関心を同じように集めた「元ヤンキー」の先生や大阪市の元助役などと比較をしてみましたが、やはりヤンキー弁護士の金崎さんは、生き方にブレがないし、きれいごともほとんど言わないので、本の内容も信用できると思いました。
非行少年の子を持つ親だけではなく、非行少年たちにもお勧めしたい一冊です。そしたら私たちの街ももう少し平和になるのではないかと(笑)




